痛み _01 ページ20
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you side
「A！！」
聞きなれた声がした。
振り返るとそこにはセブルスの姿が。
すごく、驚いた顔で私とクィレル先生を見ていた。
「なぜ…先生がAと？」
「フーチ先生の授業中にちょっとした事故がありましてね…医務室まで付き添っていたのです」
「我輩が…代わろう」
「……そうですね、授業の準備もあったので助かります」
何とも言えない空気感だった、お互いがお互いに警戒しているような…？
ーーー知りたくなったらいつでも聞いてください。スネイプ先生が教えてくれない両親のことを教えましょう。
『！』
セブルスに聞こえない小さな声で、クィレル先生は私にそう呟いた。
「A、行くぞ」
『あ、うん』
「大丈夫か？どこが痛む？」
『右肩が少しだけ』
「何があった？」
医務室に着くまでに先程あったことを話すと、無茶はするなと少し怒られた。けど、良くやったとも褒めてくれた。
そして医務室に着くとすぐにマダム・ポンフリーが看てくれた。幸いにも、そこまで酷くはないらしく、医務室でお世話になる程度ではないとのことで、重いものを持ったり激しい動きはせずに安静にしているように言われた。
マダム・ポンフリーにお礼を言って、セブルスと医務室を出た。
「A、話がある。ついてきなさい」
『…私も、セブルスに聞きたいこと…ある』
「…」
医務室を出て直ぐに、セブルスにそう言われた。けど、私も聞きたいことがあったからちょうど良かった。
そのまま、私たちはセブルスの自室へと向かった。
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
