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仗助のクレイジーダイヤモンドのお陰ですっかり頭痛は治ったけど、私の胸の内はモヤモヤして仕方なかった。
そりゃあほかの女の子達からしたら、何をするでなく仗助のそばにいる私はよっぽど邪魔だろう。
他の子みたいに自分を出して、勇気を振り絞って告白する訳でもないし。
きっと、他の子は大人なだけで、心の底ではあの美人みたいに腹立ってるんだろうな。
考えれば考えるほどネガティブで、どんどんテンションが降下していく。
もう少し私に勇気があって、もう少し自分に自信があったら。
そんなことを繰り返し考えながら、下校する仗助と億泰の背中を静かに追いかけていた。
普段より口数が少ない私を、具合が悪いからだろうと思っているのか、2人は気を使ってくれているようだった。
前を行く2人が、この前会った間田先輩の話をしてるけど、スタンド使いの話だし、私はこれ幸いと黙って聞きに徹している。
仗助たちに気付かれないように息を一つついて、駅前の踏切を渡った。
「お」
駅前広場を抜ける途中、億泰と仗助が立ち止まったので、危うく仗助の背中にぶつかりそうになった。
道路を挟んで対面に見えるカフェ・ドゥ・マゴのテラス席を指さして「おい！ありゃ康一だぜ」と億泰が声を上げる。
私と仗助もつられてその方向を見た。
「おー、そうだ。あいつ何気取って茶してんだ？」
「ソワソワしてんな」
独りでお茶をしてる康一くんに、億泰が「おーい」と大声で呼ぼうとした時、ぶどうヶ丘高校のセーラーを纏った女の子が1人、康一くんと同じテーブル席に着いたのが見えた。
「な？！」
「えっ」
「へ？」
三者三様に驚いた私たち。
きっと2人は康一くんが女の子と一緒にいるのに驚いたんだろうけど、私は違う理由でビックリしていた。
だってそのセーラーの女の子というのが、昨日今日と私に圧力をかけてきた、あの美人さんだったからだ。
「お…おい仗助〜ま…マジかよあれ〜〜」
「お、女だ。康一が女と2人っきりとはね〜」
ひとつのテーブルを囲う2人を遠巻きに見ながら、私の頭は混乱しそうだった。
え？なんで康一くんに話しかけに行くの？
私に牽制するだけじゃ飽き足らず、仗助の周りの人にまで声をかけようってこと？
外堀を埋めようとしてるんじゃあないかとか、私の悪口を吹聴しようとしてるかもしれないとか、嫌な考えが冷や汗と共に滲み出る。
どうにも体がぎこちなくて突っ立ったままでいたら、仗助と私の肩を掴んだ億泰が、建物の陰へ引きずり込んだ。
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まゆげ - とても面白くて�，�らイッキ見しちゃいました！まってます❤︎ (1月10日 14時) (
レス) @page41 id: 0d6506373d (このIDを非表示/違反報告)
らりら(プロフ) - 度々読み返してます！更新楽しみにします！無理のない範囲で頑張ってください！応援しています☺︎ (8月12日 23時) (レス) @page41 id: 70cf89f8ce (このIDを非表示/違反報告)
よる - めちゃくちゃ女の子の設定が大好きです！！いい感じに狂ってる異常性が好みです！！ありがとうございます！ (7月5日 11時) (レス) @page41 id: a8f28a0fa7 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いですね！！自分ジョジョが大好きなのでとてもありがたいです！！無理のない程度で更新頑張って下さい！！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 大豆太郎さん» 書き込みありがとうございます。1番好きと言っていただけてとても嬉しいです。更新はとても遅いのですが、気楽に、お暇な時にでも覗きに来ていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 (2022年9月29日 17時) (レス) id: a1dae06abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年9月29日 20時
