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「Aってよくそのパン食ってるよな〜」
昼休み(以外もだけど)、決まって仗助とAの教室に顔を出す。
昼飯は購買で買ったり、学食に行ったり、学校抜け出て弁当買いに行ったりと色々だけど、購買で飯を買う時、高確率でAが買うパンがあった。
パンなんてもんは腹持ちわりーし、俺も仗助も惣菜パンくらいしか買わねえ。
でも女子のAは小さなくるみ入りのパンで満足してるらしかった。
「シンプルな方が美味しいよ」
「俺は断然カツサンドだなぁ〜！サンジェルメンのよぉー」
「あそこのパンって大きいからお腹いっぱいになるよね、確かに」
「俺も仗助もタッパあるからなー、そんな小せえパンじゃあ物足りねーぜ。なあ仗助ぇ」
仗助の机に椅子を寄せて3人で食うのはよくあることだ。
こんな近い距離にいんだから、聞こえねーなんてことはねーはずなんだけどよぉ…
いつもならとっくに食い終わって、Aが食い終わるまで、くだらねー話をしてる。
なのに、今日の仗助ときたら上の空ってやつだぜ。
俺の呼びかけに気づきもしねーで、頬杖ついたまま窓の外見てやがる。
誰かいんのかと思ったけど、俺とAが窓の外を覗き込んでも何もねえ。
いつも通り、休み時間を校庭で暇つぶす生徒が何人かいるだけだ。
「おぉ〜い仗助〜。おめーなんか変なもんでも食ったのかよ？」
わざと耳元に顔を寄せて大きめの声で言えば、やっとこっちを見た仗助が「わりぃ」と素直に謝ってきた。
「チコっと考え事してたんだよ」
「珍しいじゃあねーか。相談なら乗るぜ？」
「珍しいってこたあねーだろ。おめーよりは頭使ってんだぜ、億泰」
自分のこめかみを指先でトントン突く仗助。
俺は自分でバカだって分かってっから、まあそうだろうなと思った。
でも、だからこそ、俺が悩むことも大抵は仗助が解決したりするから、そんな仗助の悩みってのが気になった。
「いいから教えろよ〜Aもいるしよぉ、いいアイディアの一つや二つ出てくるかもしんねーぜ〜？」
相変わらず重たそうに右腕に顔を預けてるから、縮こまった肩に腕をかけた。
じとっとした目で見てくるのはちょっと気にいらねーけど。
最後のくるみパンを口に詰め込んだAが、リンゴジュースのパックを鳴らしながら飲み切る。
ほれ見ろ、Aだって話始めんの待ってんじゃあねーか。
ちょっとした沈黙の後、仗助は「はあ」とため息をついて、また窓の外を向いちまった。
「なんだよ〜やっぱ今日のおめーおかしいぜ」
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まゆげ - とても面白くて�，�らイッキ見しちゃいました！まってます❤︎ (1月10日 14時) (
レス) @page41 id: 0d6506373d (このIDを非表示/違反報告)
らりら(プロフ) - 度々読み返してます！更新楽しみにします！無理のない範囲で頑張ってください！応援しています☺︎ (8月12日 23時) (レス) @page41 id: 70cf89f8ce (このIDを非表示/違反報告)
よる - めちゃくちゃ女の子の設定が大好きです！！いい感じに狂ってる異常性が好みです！！ありがとうございます！ (7月5日 11時) (レス) @page41 id: a8f28a0fa7 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いですね！！自分ジョジョが大好きなのでとてもありがたいです！！無理のない程度で更新頑張って下さい！！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 大豆太郎さん» 書き込みありがとうございます。1番好きと言っていただけてとても嬉しいです。更新はとても遅いのですが、気楽に、お暇な時にでも覗きに来ていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 (2022年9月29日 17時) (レス) id: a1dae06abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年9月29日 20時
