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話によると、康一くんから相談を受けた仗助と億泰の作戦が失敗して、彼女は今回の犯行に及んだらしい。
でもきっとそれだけじゃあない。
昨日、私は自分が廊下で叫んだ言葉を覚えてる。
康一くんが好きなら捕まえるなりなんなり、すればいい。
確かに、そう言ったのよ、私。
思えば、その前もそうだわ。
私に構うくらいなら本人に言えとかなんとか、言った気がする。
その次の日、山岸さんは康一くんに告白してたし…
確かに康一くんがどうなろうと、私には一切興味がないけど、さすがに罪悪感が芽生える。
あまりに軽率な発言だったんじゃあないの、私。
青くなる私を見て、仗助は何を思ったのか「心配すんなよ」と笑った。
「康一がしっかり振ったんだぜ。しかも由花子の髪が真っ白になるくらいだぜ。よっぽどの精神力じゃあねー限りもうちょっかいかけてこねーよ」
髪が白くなるほどって…
そう言われると逆に信憑性がないけど、彼女の気性の荒さを思い出すと、あれだけ傾倒していた康一くんに振られるって、相当なショックだったんだろうなと心中を察した。
…なんだか、盛大なブーメランだわ。
それこそ、小学校から仗助に寄生するように生きてる私が振られたら…
もし彼が大学生とか社会人になって、彼の隣に別の女の子が立ってたら。
想像するだけで心臓が握り潰されそうだった。
一向に顔色が戻らない私を勘違いして、仗助は困ったように眉尻を垂らす。
ああこの心配そうな眼差しも、今この関係があるこそなんだ。
見惚れるほど整った顔にさえ皮肉が浮かんでくる私をよそに、仗助は「おめーにも二度と絡むなって明日俺からきつく言っておくぜ」と気を使ってくれる。
そういうとこよ、仗助。
Aはすっかり溶けたアイスを飲み干して、空のカップをコンビニの袋に入れる。
のろのろとした動きで袋の口を縛る様子は、まだ由花子のことで懸念してるって感じだ。
まあ、髪は女にとっちゃ大事だよな。
俺も思い入れ強い方だから、もし他人に切り落とされたらと思うと腹わた煮え繰り返るだろうと、簡単に想像がついた。
Aはあんまブチ切れたりしねーから、落ち込んでんだろうけど。
どうにかこいつのテンションを戻してやれねーかなと思って、袋の取手で指遊びを始めたAの耳に視線を向けた。
「なぁ、ピアス、俺が開けてやろーか」
自分でやるよりシンメトリーにできるし。
俺も自分で開けたから経験者だし。
何気ない言葉に、Aが驚いたように顔をあげた。
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まゆげ - とても面白くて�，�らイッキ見しちゃいました！まってます❤︎ (1月10日 14時) (
レス) @page41 id: 0d6506373d (このIDを非表示/違反報告)
らりら(プロフ) - 度々読み返してます！更新楽しみにします！無理のない範囲で頑張ってください！応援しています☺︎ (8月12日 23時) (レス) @page41 id: 70cf89f8ce (このIDを非表示/違反報告)
よる - めちゃくちゃ女の子の設定が大好きです！！いい感じに狂ってる異常性が好みです！！ありがとうございます！ (7月5日 11時) (レス) @page41 id: a8f28a0fa7 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いですね！！自分ジョジョが大好きなのでとてもありがたいです！！無理のない程度で更新頑張って下さい！！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 大豆太郎さん» 書き込みありがとうございます。1番好きと言っていただけてとても嬉しいです。更新はとても遅いのですが、気楽に、お暇な時にでも覗きに来ていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 (2022年9月29日 17時) (レス) id: a1dae06abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年9月29日 20時
