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タイミング的に、やっぱ康一かよと、勘ぐりたくなった。
しかも、言葉にしなくても胸の内で思った途端、心臓あたりがズキズキ痛みやがる。
それはまるで俺が失恋したのかよってくらいの痛みで、複雑な気持ちになった。
「…マジでいてー」
いてーし、つまんねえ。
別に康一を貶すつもりはねーけど、(自分で言うもんでもねーけど)仗助くんだってイカしてると思うぜ。
そりゃあ、好みの一つも答えられねーような幼馴染だったけどよ。
最近はアイスの中でも何が好きとか、割と分かるようになったんだぜ。
あとで思い返せば女々しくて、頭をコンクリに打ち付けたくなるようなことも、今ばかりは無数に浮かんできた。
風がAの顔を髪で隠そうとするから、つい手を伸ばして、すっかり短くなっちまったそれを耳にかけてやる。
ふと、その時見えた耳たぶに、赤い点が見えた。
よく見りゃそれはピアスホールのようだったけど、思いっきりやっちまったのか、すっかり血が滲んでいた。
プルタブも開けられねーような無器用がやるんじゃあねーぜ。
もう片方の耳も確認すりゃ、そっちは無事だったようだ。
片耳開けて失敗して泣いた…ってとこか。
肩から現れたクレイジーダイヤモンドの手でAの右耳の耳たぶを摘んだ。
一瞬だけ淡く光って、赤い花みてーな傷は綺麗に消えた。
今度は自分の手で、元通りになった耳を親指でなぞる。
途端、びくりとAの体が震えて。
右耳に注いでいた視線をずらしたら、割と至近距離でAと目が合った。
そりゃあもう、バッチシと。
(面白えほど)みるみる内に赤く染まるAの頬を見ていたら、徐々に今の状況がどうなってんのか、理解が追いついて。
俺は思わず後ろに仰け反った。
バランスを崩して尻餅ついたけど、AもAで、銀杏の木に背中を添わせて焦りまくっている。
「な、な、何で仗助が…？！学校は…？！」
「え！いや、それが、話せば長くなるんだけどよ…？！」
「て、いうか、あの、あの、今…？！」
収集のつかねえほど互いにテンパっていて、まともに話も出来そうにねえ。
勢いよく顔を逸らして深呼吸した。
と、とにかく、落ち着け俺。
別にヤマシーことは何もしてねーよ、そう、怪我を治してやっただけだ。
べ、別に寝込みを襲ったとかじゃ…！
でも、何を言っても言い訳にしか聞こえなさそうだ。
だって、ふつーに考えりゃ顔に手を添えて(耳だけど)、至近距離に男の顔がありゃ、誰だって襲おうとしてたとか思うはずだ。
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まゆげ - とても面白くて�，�らイッキ見しちゃいました！まってます❤︎ (1月10日 14時) (
レス) @page41 id: 0d6506373d (このIDを非表示/違反報告)
らりら(プロフ) - 度々読み返してます！更新楽しみにします！無理のない範囲で頑張ってください！応援しています☺︎ (8月12日 23時) (レス) @page41 id: 70cf89f8ce (このIDを非表示/違反報告)
よる - めちゃくちゃ女の子の設定が大好きです！！いい感じに狂ってる異常性が好みです！！ありがとうございます！ (7月5日 11時) (レス) @page41 id: a8f28a0fa7 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いですね！！自分ジョジョが大好きなのでとてもありがたいです！！無理のない程度で更新頑張って下さい！！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 大豆太郎さん» 書き込みありがとうございます。1番好きと言っていただけてとても嬉しいです。更新はとても遅いのですが、気楽に、お暇な時にでも覗きに来ていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 (2022年9月29日 17時) (レス) id: a1dae06abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年9月29日 20時
