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通されたテラス席でアイスコーヒーを一つ頼んで、また焦点の合わない目で時間を潰す。
髪は短くなったけど、化粧の仕方だってケバくないし。
マニキュアもしてないし、香水も仗助の好きなシャネルだし。
1ミクロンでも確率が上がればいいな、あの青い目に映ったら嬉しいなと思って、いろいろやってきた。
…その一つがなくなっただけよ。
大丈夫と自分に言い聞かせると、私って何をこんなに拘ってるんだろうと虚脱感を味わった。
普通なら、きっと性格の良さとかで男の子を振り向かせるんだろうな。
ふとした時の優しさとかさ。
カロカロとストローでかき混ぜて鳴る氷の音を聞きながら、また髪をすく。
私、自分の性格に自信全くないもの。
そりゃあ見た目の勝負になるわよ。
自虐にまたため息をついた時、私の体に影がかかった。
ゆっくり顔をあげれば、少し逆光になった男の人が一人立っていて。
「すみませんが、どこの席も空いていないんです。相席しても？」
物腰柔らかなその男性はおそらく社会人で、高級ブランドのスーツに身を包んでいた。
確かイタリアのブランドのルビアム…だったっけ。
ネクタイも大柄で、革靴もピカピカに磨かれている。
Yシャツからタイピンに至るまでしっかりこだわりを感じるのは、どこか仗助を思い出させたけど、仗助よりもスカした雰囲気を醸し出すのがちょっと嫌だった。
返事を聞くより先に椅子へ手をかけようとしたのをみて、私は半分も飲んでないコーヒーを置いて立ち上がった。
「どうぞ。私はもう帰るので」
薫ってきた香水を吸い込むより先に、私はその場を後にした。
翌日、俺と億泰は学校にいかず、康一を探し回っていた。
正確に言うと、学校には一回行ったが、康一も由花子も登校してねーと知って、舞い戻ってきていた。
さらに言っちまえば、Aまでもが体調不良で休んでいて、実のところ俺の胸中は朝から荒れまくりだった。
どうやら昨日の悪口が裏目に出たらしい。
想像以上に由花子はプッツンで、(全て終わってから分かった話だが)昨日の晩のうちに康一を攫って、他人の別荘に閉じ込めていた。
エコーズのおかげで、俺と億泰もその別荘にたどり着くことは出来たが、着いた時には康一が1人で解決していた。
今回の一件でエコーズが成長したことと、由花子も少しは懲りただろうと落着はしたけど…
ヘビーすぎる一日だったぜ。
康一を探すのに走り回ったのもあって、俺と億泰もヘトヘトで、戻ってくるなりすぐ解散した。
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まゆげ - とても面白くて�，�らイッキ見しちゃいました！まってます❤︎ (1月10日 14時) (
レス) @page41 id: 0d6506373d (このIDを非表示/違反報告)
らりら(プロフ) - 度々読み返してます！更新楽しみにします！無理のない範囲で頑張ってください！応援しています☺︎ (8月12日 23時) (レス) @page41 id: 70cf89f8ce (このIDを非表示/違反報告)
よる - めちゃくちゃ女の子の設定が大好きです！！いい感じに狂ってる異常性が好みです！！ありがとうございます！ (7月5日 11時) (レス) @page41 id: a8f28a0fa7 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いですね！！自分ジョジョが大好きなのでとてもありがたいです！！無理のない程度で更新頑張って下さい！！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 大豆太郎さん» 書き込みありがとうございます。1番好きと言っていただけてとても嬉しいです。更新はとても遅いのですが、気楽に、お暇な時にでも覗きに来ていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 (2022年9月29日 17時) (レス) id: a1dae06abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年9月29日 20時
