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所詮彼にとって友達という域を超えないんだと再認識させられた気がして、悲しさと悔しさと入り交じったマイナス感情が溢れてくる。
「…さっきの女の子に、昼間、問い詰められただけよ」
そうなってくると、もう何でも良くなってしまって、昼間は言うまいと心に決めた言葉が簡単に零れていく。
これがヤケってやつなんだわ。
本当に可愛くない女だと、自分でもつくづく思う。
私の言葉を聞いた仗助は、やっぱり意味が分からないとばかりに訝しげに質問を続ける。
「なんで由花子がおめーを問い詰めに来るんだよ？」
「…康一くんと休み時間一緒にいることもあるでしょ。だから、私が康一くんのこと好きなんだと思われたんだよ」
「えっ」
今度は随分と素っ頓狂な声を出して、腕に預けていた顔を上げる仗助。
もちろん、今の私にはそっちを向く勇気はないから、ひたすらに自分の膝を見つめている。
あ、ちょっとすりむいてる。
「な、なんでそうなんだよ？」
「…」
…なにこの男。鈍感なの？
そんなの、あれだけ盲目な女の子ならよく考えずに行動したっておかしくない。
少し考えれば分かるのに、あろうことか仗助は「まさかおめー実は康一のこと…」と言いかけたので、思わず目を尖らせて仗助を睨み付けてしまった。
「絶対違うから！」
その続きは、絶対にきみからは聞きたくない。
そんな疑い、1ミクロンだって持って欲しくない。
だって、ずっと小さな頃から好きで好きで仕方なかったのは、他の誰でもない仗助なんだから。
声を荒らげて睨まれたことに驚いた仗助は、青い目をまん丸に開いて私を見下ろしてくる。
もしここで、このまま勢いに任せて告白しても、きみは優しくフるんでしょ。
そんな終わりを迎えるくらいなら、不毛な関係を続けてでも、傍にいたいと思ってしまう。
本当にどうしようもない女だ、私は。
「…さっきの見たら分かるでしょ。視野が狭い子なのよ、きっと」
「…おお…」
「大丈夫だから。あの子が康一くんのこと好きなんだとしても、私には全く関係ないし。次から絡まれないように近寄らないし」
離れろというのが仗助じゃないなら、別に私はどうだっていいんだ。
ベンチに立てかけておいた鞄を掴んで、まだびっくりしてる様子の仗助から逃げるように立ち上がる。
気付かれないように息を吐いて、なんとか平静を取り戻し、いつも通りの顔で彼を見た。
「じゃあ、私はコンビニ寄って帰るからね」
「え、おい…」
「あんまり遅れると朋子さんに怒られるよ」
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まゆげ - とても面白くて�，�らイッキ見しちゃいました！まってます❤︎ (1月10日 14時) (
レス) @page41 id: 0d6506373d (このIDを非表示/違反報告)
らりら(プロフ) - 度々読み返してます！更新楽しみにします！無理のない範囲で頑張ってください！応援しています☺︎ (8月12日 23時) (レス) @page41 id: 70cf89f8ce (このIDを非表示/違反報告)
よる - めちゃくちゃ女の子の設定が大好きです！！いい感じに狂ってる異常性が好みです！！ありがとうございます！ (7月5日 11時) (レス) @page41 id: a8f28a0fa7 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いですね！！自分ジョジョが大好きなのでとてもありがたいです！！無理のない程度で更新頑張って下さい！！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 大豆太郎さん» 書き込みありがとうございます。1番好きと言っていただけてとても嬉しいです。更新はとても遅いのですが、気楽に、お暇な時にでも覗きに来ていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 (2022年9月29日 17時) (レス) id: a1dae06abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年9月29日 20時
