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話を聞けば、新しい登校ルートではあったが、いつものように仗助と登校して入学式に出席した。
商店街でアイスクリーム屋が新装開店したと聞いたから、帰り道で寄ろうと思って、少し早めに学校から下校。
だがその途中で仗助が亀を見つけて道草を食うだの、不良に絡まれるだの(俺と出会うのも含まれる)して、予定より時間を食ってしまった。
俺と別れたあと、3人で予定通り商店街のアイス屋に行ったはいいが、買っている間に仗助と康一君とはぐれた。
この裏側の話は以前仗助に聞いた話だ。
おそらく、コンビニ強盗をしているアンジェロのスタンドを見かけて、仗助が喧嘩を売っている間の出来事だったんだろう。
「仗助たちを探して歩いている最中、ちょっとした路地を歩いて、そこを抜け切る前に…」
言葉を詰まらせるAさんは、自分の胸の中心に手を当てる。
「ここに、何か、金色のものが…」
「…」
「気づいたら何かに後ろから貫かれていて、次に気づいたら、仗助のクレイジー、ダイヤモンド？が見えるようになってました」
「胸を貫いたものが何だったかみたか？」
テーブルのグラスから目線を上げないAさんは、そのままの首の角度で顔を横に振る。
「それは、矢みてえなものじゃあなかったか？」
「…矢…？」
「どうだったかな…」と顔をしかめる様子から察するに、これ以上追求しても意味がねえと悟った。
傷口を見ればどんな武器だったかわかるんだが、仗助がさっさと治したから傷跡も残らず綺麗に完治してるだろう。
あんまり、手がかりにはなりそうにないか。
「分かった。それで、きみのスタンドの能力だが…まずはどんな奴か見せてもらえないか」
「…ええと…それが、あの日から出てこなくて」
「スタンドというものは精神から出来ている。きみの意思で出さないようにしているから、出ないのかもしれんな」
「…」
考え込むように口元に手を寄せたAさんは、そのまま左手の人差し指の第二関節を噛みはじめた。
思い当たる節があるのか、さっきまでの掴み所のない様子から一変して険しい顔になってやがる。
「ふむ…それなら少し、手助けをしてやる」
何をするんだと言わんばかりの顔で見上げて来るAさん。
俺のスタンド、スタープラチナを横に立たせると、そのまん丸の目がそっちへ釘付けになった。
スタープラチナは迷わず、その素っ頓狂な顔に向かって拳を振るった。
もちろん、そのまま殴るつもりなんてこれっぽっちもないから寸止めの距離だが。
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sora(プロフ) - 雪姫さん» 「星の息」と「ジュエリーテイルは溢れ出す」のどちらもを更新し続けたいと思います。以前ほどのハイペースな更新はできていないので、気にせずのんびり養生ください。また雪姫さんが読みにきていただける日をお待ちしています。よろしくお願いいたします。 (2020年12月5日 22時) (
レス) id: 1d20492120 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 雪姫さん» 書き込みありがとうございます、もちろん覚えていますよ。しばらくご意見を頂けていなかったので、お忙しいのかと思っておりました。まさか病気とは思わず…これからより一層寒い時期になりますし、まずはご自愛頂ければと思います。私の方ものんびりではありますが→ (2020年12月5日 22時) (レス) id: 1d20492120 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - ジョジョの通知が来ていた時はとても驚きました。まさか、soraさんだとは思わなくて。四部も大好きなので、無事病気が完治した(緩和した)時には読ませて頂きたいなと思っています。長らく読めていませんが、今でも彼女が本当に大好きです。ずっと応援しています。 (2020年12月5日 0時) (レス) id: 10ca58f2a4 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 覚えてくださっているのか分かりませんが、お久しぶりです。最近病気の関係で文章を追うのが難しくなってしまい、大好きな博愛の賢者の行先を見届けられていないのが辛く、このサイトからも離れてしまっていたのですが、久々に少しサイトを開き、お気に入り作者の新作と (2020年12月5日 0時) (レス) id: 10ca58f2a4 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 豆腐の角さん» こんばんは。書き込みありがとうございます。自分でも新しいジャンルに手を出したなあと思っています。バトルはあまり得意ではないので、バトル以外のところに重きをおいて描いていきたいと思います。時期的におかしなチョイスですが、この小説もよろしくお願いします。 (2020年8月26日 22時) (レス) id: 1d20492120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年8月25日 16時
