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次の日の朝、どうやって承太郎さんに昨日あったことを伝えようか考えながら、鏡の前で髪型のセットをしていた。
そしたら丁度よく(電話帳で調べたのか知らねーけど)、承太郎さんの方からうちに電話をかけてきてくれた。
出たのが俺で良かったぜ。
『昨日はゆっくり話せなかったからな。もう一度、この街に潜んでる奴のことを…』
「あ、そのことで俺も話が…」
昨日見たスタンドは承太郎さんを含めて3人。
Aのことは本人も一緒に聞いた方がいいだろうし、どっか待ち合わせた方がいいかもしれねえ。
「承太郎さん、今どこスか」
『杜王グランドホテルだ。何があった』
「それがっスね…」
とりあえず、先に昨日コンビニ強盗の口から出てきたスタンドのことを承太郎さんに話した。
寡黙すぎて電話切れてんじゃねーかって不安になったけど、一応最後まで聞いててくれたらしい。
最後の最後に「なるほどな」と噛み締めるような電子音が聞こえる。
『そのコンビニ強盗が、スタンド使いじゃあなかったんだな？』
「だからですね、そのスタンドはその男に取り憑いてたっつーか、ただ体の中に入ってただけで、俺に攻撃はしてこなかったスよ」
『近くにアンジェロはいたか？』
「え？誰ですって…？」
『写真の男だ』
「いや…いなかったっス。少なくとも俺の視界には…」
いまいち決まりきらねえ髪型にも苛立ち始めて、承太郎さんへの答えもテキトーになってくる。
つーか、俺はそのアンジェロとかいうヤローより、Aの方が心配なんだよなぁー。
いつも登下校一緒だから、帰ってなかったらAの家から電話かかってくるだろうし、それがねえってことは無事に帰ったってことなんだろーけどよお。
『いいか、そのスタンドはパワーは弱い奴だ。だが遠隔操作ができる。何らかの方法で人間の体内に入ってくるタイプだ』
俺が見た時は口だったスけどねー。
『これからお前の家に行く。俺が行くまで、一切の物を食ったり飲んだりするなよ。水道の水はもちろん、シャワーにも便所にも行くな。いいな！』
「え？！これからくるんですか？！」
ちょっと待ってくれ、それはマズいぜ。
思わず髪を整える櫛を下ろし、台所で朝飯の準備をしてくれてるおふくろをチラ見する。
「俺はまだあんたのことおふくろに話してないんですよ」
『…』
受話器の向こうから無言が返される。
「うちのおふくろ、気が強い女なんだけど…ジョセフ・ジョースターのことまだ愛してるみたいで、思い出すと泣くんですよ」
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sora(プロフ) - 雪姫さん» 「星の息」と「ジュエリーテイルは溢れ出す」のどちらもを更新し続けたいと思います。以前ほどのハイペースな更新はできていないので、気にせずのんびり養生ください。また雪姫さんが読みにきていただける日をお待ちしています。よろしくお願いいたします。 (2020年12月5日 22時) (
レス) id: 1d20492120 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 雪姫さん» 書き込みありがとうございます、もちろん覚えていますよ。しばらくご意見を頂けていなかったので、お忙しいのかと思っておりました。まさか病気とは思わず…これからより一層寒い時期になりますし、まずはご自愛頂ければと思います。私の方ものんびりではありますが→ (2020年12月5日 22時) (レス) id: 1d20492120 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - ジョジョの通知が来ていた時はとても驚きました。まさか、soraさんだとは思わなくて。四部も大好きなので、無事病気が完治した(緩和した)時には読ませて頂きたいなと思っています。長らく読めていませんが、今でも彼女が本当に大好きです。ずっと応援しています。 (2020年12月5日 0時) (レス) id: 10ca58f2a4 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 覚えてくださっているのか分かりませんが、お久しぶりです。最近病気の関係で文章を追うのが難しくなってしまい、大好きな博愛の賢者の行先を見届けられていないのが辛く、このサイトからも離れてしまっていたのですが、久々に少しサイトを開き、お気に入り作者の新作と (2020年12月5日 0時) (レス) id: 10ca58f2a4 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 豆腐の角さん» こんばんは。書き込みありがとうございます。自分でも新しいジャンルに手を出したなあと思っています。バトルはあまり得意ではないので、バトル以外のところに重きをおいて描いていきたいと思います。時期的におかしなチョイスですが、この小説もよろしくお願いします。 (2020年8月26日 22時) (レス) id: 1d20492120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年8月25日 16時
