占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:41,243 hit

5 ページ5

「窓の外なんて眺めてないで仕事をしたらどうだ」

降谷がそう言いながら私の隣に立って窓の外を眺める。

『あんただって窓の外見てるじゃん。
ていうか私が残業してるのは貴方が壊した物の資料を書いてるのが原因なんだけど』
「そうか。頑張れ」
『はぁ!?そこは『俺も手伝うよ』でしょ!?』
「俺はこれから別の資料を書かなきゃいけないんだ」
『え、何の資料?』
「俺が壊した物の資料請求」
『あんたねぇ.....』

私は呆れながらコーヒーを口に運ぶ。
ずっと手に持っていたせいなのか、もうぬるかった。

『降谷ってさぁ、恋人いるの?』
「なんだ急に。気持ち悪い」
『こんなに可愛い女が聞いてんだぞ。早く答えろよ』

降谷は少し考えたあと「この国かな」と答えた。

この国って....。
どんだけこいつ仕事馬鹿なの?

『お前に聞いた私が馬鹿だった』
「聞いておいてそれはないだろ」
『仕事馬鹿は永遠に仕事していてくださ〜い』
「おまえほんとにむかつくな」

ホテルやビル、マンションの奇麗な光。
私にはどれも眩し過ぎた。

『私もね、あんたと同じでこの仕事が好きよ。
でもね、私がもしも普通のOLだったら、普通に一人の人を純粋に愛してたんだろうなって思うの』

降谷は私の顔を見た。
彼は笑いもせず、ののしりもせず、ただ黙って私の話を聞いていた。

『普通の恋をして、普通にこの奇麗な町を恋人とあるきたいなぁなんて.....。
そんなの無理だろうけど』

降谷は私の目をみた。
むかつくけど、奇麗な目だ。

「......そんな願い、すぐに叶えてやるよ」
『......え?』
「なんでもない。もうそろそろ仕事再開しろよ」

じゃあな、くそ女。
降谷は振り向かずに言った。

『クソは余計だっつうの』

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
設定キーワード:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

SHINO - 面白いです!更新待ってます! (4月14日 21時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:数の子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年4月3日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。