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降谷side
「これでもう大丈夫！」
『ありがとうございます』
「ほら零！お前が原因だろ、見てないで謝れよ」
「……悪かったな」
景光が手当しているところを眺めていたが、やっぱり早川は胡散臭かった。
『いえいえ、私の不注意もありますから』
早川はふわりと笑う。
気持ち悪い。俺はまた心の中で舌打ちをする。
彼女はきっと悪い人間じゃない。
景光との会話を聞いていると、彼女の話し方や表情、受け答えは全て"正解"だった。
悪いところなんてひとつもない。
まさに理想の女性だった。
「(こんなに完璧な女、いるわけが無い)」
完璧な女だから僕は嫌いだった。
座学の成績トップ。だけど格闘技の成績はあまり良くない。そんな所もか弱い女として完璧。
「よかったら連絡先教えてくれない？」
『ほんとですか？私も今それ言おうかどうか迷ってたんです！』
「ほんとか？ほら、零も交換しようぜ！」
「……僕はいいよ」
なんで僕がこんなに気持ち悪い奴と連絡先を交換しなきゃいけないんだ。
さっきは僕のせいで怪我を負わせてしまったのもあってここまで着いてきたが、連絡先を交換するのは別だ。
「ちょっと、零！」
交換しなくていいのかよ！
そんな景光の声を無視して俺は医務室を出た。
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なみ - とっても面白いです。更新楽しみに待っています！！続きが楽しみです！ (2019年8月8日 10時) (
レス) id: 0ffda98372 (このIDを非表示/違反報告)
SHINO - 面白いです！更新待ってます！ (2019年4月14日 21時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)
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