自分はモブだって言ってればヒロインになれんじゃね？【赤葦京治】

モブって言う21(赤葦目線) ページ21

「ありがとう赤葦」






Aさんがふわりと笑う。







その笑顔はとても可愛らしかった。









俺が彼女を好きになった理由は


俺が部活で校庭を走っているとき、

たまたま部活中のAさんが遠くに見えた。






そのときに描いているAさんの絵が遠くなのにとても奇麗で









木葉さんに





「あの人の絵とても奇麗ですね」






と言った事が始まりだった。









「あぁ、あいつ良く賞とか取ってるよな」


「へぇ......」









それからと言うもの


校庭を走っているときは良く彼女をみてしまった。









「赤葦って良く黒尾の事見てるよな。なに？好きなの？？」

「黒尾って.....あの絵の上手い？」





「え。お前名前知らないで見てたの？」



「はい」




「黒尾A、俺今同じクラスなんだよ」






木葉さんと同じクラスと言う事は3年3組か。









そのときは



何となく目で彼女を追うだけで




こんなに彼女の事を好きになるとは思っても居なかった。

モブって言う22→←モブって言う20

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す