検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:15,555 hit

3 ページ3

「この紅茶凄くおいしい!!」

「それはよかった」

やはり、好きになれない。彼女の笑顔を。
あくまでも彼女自体を言っている訳ではなく、彼女の笑顔が嫌いなのだ。
それはジンやベルモットに向ける敵意ではなく、もっと他のなにか。
うまく言葉で説明できるものでは無い感情だ。

彼女の笑顔を見ていると何が真実なのか分からなくなってしまう。

俺は潜入捜査をまかされている立場で、人以上に人の気持ちを読み取れる。
たとえ何を考えているかわからないジンやベルモットなども多少はわかる。

そして俺の見る限り彼女の笑顔は本物だ。そこに嘘や偽りも無い。
俺に対する明らかな好意も嘘は無い。

だから嫌なのだ。








だって、彼女は__________「バーボン?」


「え?」

ズームの声にハッとする。

「どうしたの?そんなに眉間にしわを寄せて」

「......あぁ、別に少し考え事をしていただけですよ」

俺がそう言うとズームはまたケーキを頬張る。





だって彼女は_________________降谷零が嫌いなのだから。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
85人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 私の好みドンピシャです!ありがとうございます!更新待ってますね! (2018年3月28日 0時) (レス) id: 056a8fea55 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - こんな作品待ってたんです!!更新、とっても楽しみにしてます(^O^☆♪ (2018年2月10日 14時) (レス) id: 39bfad530b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:数の子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年2月8日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。