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「…………」
「………………」

夜11時、私は裕也と残業をしていた。
私たち以外の姿はもうない。
会話はない。会話がないというか出来ない。
原因はもちろん、私が裕也にキスをしたからだ。

カチャカチャというタイピング音だけが部屋に響く。

やっぱり、あんなことするんじゃなかった。
また裕也と距離が遠くなったきがする。
というか実際そうなってる。

そんなことを考えていると
「A、なんか飲み物買うか?」
とゆうやが聞いてきた。

「あぁ、うん、お願い」

そう言いながら私は振り返り祐也の方を向くと

チュッ

リップ音が部屋に響いた。


「へ?」

状況が理解できない。
私は、今何を?

「これ、返事。
俺と付き合ってくれないか?」

祐也は私の目を見て言う。

私はここまで裕也をつきはなしたり降谷さんに迷惑をかけた。
自分の気持ちに気づけずに祐也を傷つけた。

私の目から涙が零れる。

「私も、すき。」


裕也はもう一度私にキスをした。

あとがき。→←142



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成人済女児(プロフ) - 本当に本当に出会えてよかった夢小説です。素敵な作品を書いてくださり本当にありがとうございます。今人生で一番幸せです。これから何度も何度も読み返させていただきます。終わり方も素敵で号泣しながら読んでいました。大好きです。本当にありがとうございます! (2022年8月27日 10時) (レス) id: f6d3b20fef (このIDを非表示/違反報告)
成人済女児(プロフ) - 素敵な夢小説をありがとうございます。4ヶ月前に風見裕也を好きになった新参者でそれからずっと夢小説を探していたのですが中々私に合う夢小説はありませんでした。そんなときこの夢小説を見つけて、読んで、胸が締め付けられるくらいキュンキュンしました。→ (2022年8月27日 10時) (レス) @page18 id: f6d3b20fef (このIDを非表示/違反報告)
らー - すごく、すごく良かったです。一気読みしちゃいました!私が思い描いていた作風でまたほんとに素敵な終わりかたで… この作品に出会えて本当によかったです!!!!! (2022年1月5日 2時) (レス) @page16 id: 3a63c576d7 (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - 数の子さん» 続きが気になります!待ってます!! (2019年1月27日 19時) (レス) id: 644073c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空。(プロフ) - ア"ア"ア"ア"ア"降谷さんんん!こーゆう小説探してました!!何か...何かすごいです!!(語彙力が無い)泣きそうになりました()これからも更新楽しみにしてます!!頑張ってください! (2018年8月15日 16時) (レス) id: 50d20e9bb9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:数の子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年1月12日 19時

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