44 ページ7
取り調べが終わり、また薄暗い廊下を二人で歩く。
「......大丈夫だったか」
降谷さんは心配そうな声で私に言う。
私はそんなに心配される程危なっかしいと思われているのか。
「大丈夫ですよ!降谷さんがあそこから見てくれてるかぎり、安心です!」
「.......そうか」
降谷さんは少しホッとしたような表情を見せる。
そんなに私心配だったんすか。なんか申し訳ないです。
あとホッとした降谷さん可愛い。
「それにしても、あいつが言ってた『3』ってどう言う意味だ?」
取り調べの声は降谷さんの部屋にも聞こえる仕組みになっていて、
取り調べの内容を言わなくてもわかるようだった。
「ヒーローレボリューションの3巻とか?」
「そんな単純な話なのか?」
.......違うと思います。流れ的にそんな単純じゃないのは知っています。
「じゃあ、今日返ってヒロレボの3巻読み直してみます。
なにか分かるかもしれないので」
「あぁ、分かった。というかそれ俺にも見せてくれないか?」
「え?じゃあ明日持ってきます」
「いや、明日じゃ遅い。国民の命がかかった大事な時だぞ」
..........いや、じゃあどうすんの。
え、まさかこれは
「今日、お前の家に行ってもいいか?」
うわぁ.......まじかぁ.......
いや、まじかぁ......。いいけどさ?いいけどさ?
こっちは同人誌隠さなきゃいけないんだよ?バレてると言ってもさすがに堂々とみせるわけにはいかないでしょ....
「まぁ、いいんですけど.....一回掃除していいですか?」
降谷さんは私の言葉の意味を理解したような顔をする。
「あぁ、わかった」
返事をした降谷さんは若干顔が赤かった。
まさかあのとき奇麗に押し入れに同人誌をしまってくれたのって.....
それで顔赤くするとかピュア降谷さんですね.....
かわいい......
199人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
数の子(プロフ) - レリア(黒赤蓮梨)さん» コメントありがとうございます!新鮮と言っていただけると嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2017年10月8日 12時) (レス) id: 06c0b3bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
レリア(黒赤蓮梨)(プロフ) - 続編おめでとうございます!!夢主が腐女◯なんてとても斬新で面白いなって思いました!これからも作者様のペースで頑張って下さい(*^_^*)密かに応援してます!(о´∀`о) (2017年10月8日 9時) (レス) id: 4816739c93 (このIDを非表示/違反報告)
数の子(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!これからも更新がんばります! (2017年9月27日 6時) (レス) id: 06c0b3bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2017年9月26日 20時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ