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翌日、朝早くから昨日と同じ取調室で降谷さんと武田さんと一緒に確認する。
武田さんとは昨日の感じのいい人の事だ。
私は昨日、武田さんの名前を聞かなかった。
上司の名前聞かないとか社会人として大きな失態を犯したね。
男の身元は警察全精力を使って探っているのだが
それでも男は何者なのか分からないそうだ。
「爆弾が仕掛けられている可能性がある場所は東都ドームと東都ビッグサイトでいいんだな？」
「はい、ゲームはそこがモデルになっているらしいです」
「分かった。それを話題に出して相手の動揺をさそう方向でいく」
武田さんはそう言うと爆弾犯がいる部屋に入って行った。
武田さんが部屋に入ると男はあからさまにつまらなそうな顔をする。
「......僕、君じゃ嫌なんだけど」
私は男が一回り上の武田さんを「君」と呼んでいる事に違和感を覚える。
爆弾を仕掛けたというのに罪の意識はないのか。偉そうな奴だな。
「僕は昨日の美人な子がいいな。あの子いないの？」
男は笑顔で言う。
どうやら私は男に気に入られてしまったようだ。
それにしても爆弾犯だとしても美人って言われると嬉しいよね。
こんな事口が裂けても言えないけどね。
いや、口が裂ける前に言うか。口裂けたくないし。
「今日は私が担当します」
「......そう、つまんないの」
男はそう言うと下を向いてしまう。
また黙って過ごそうとするのか。
「貴方が爆弾を仕掛けた場所と言うのは、このゲームに登場する場所と同じなんですか」
そう言いながら武田さんはヒロレボ3を取り出して男に見える様に机に置いた。
男は少し体を揺らして反応を見せる。
「.........僕は昨日の子と話がしたい」
「彼女は臨時で取り調べをしてもらっている人なんです。ですからそれは出来ません」
「僕、彼女になら爆弾の場所を教えてあげてもいいかなって思ってるんだけど」
男が言っているのは本当の事なのか。
だとしたら今すぐにでも武田さんと交代した方がいい。
しかし、私が彼にちょろいと思われている可能性がある。
もしそうだとしたら私が動揺した隙を狙われ、爆弾を爆破させるかもしれない。
「.........早川、お前ずいぶんあの男に気に入られてるな」
隣に立っている降谷さんが呟くように言う。
「爆弾犯抜きで考えるとイケメンなんですけどね。爆弾犯なんで面倒ですね」
「........イケメンって......のんきな奴だな」
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数の子(プロフ) - レリア（黒赤蓮梨）さん» コメントありがとうございます！新鮮と言っていただけると嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2017年10月8日 12時) (
レス) id: 06c0b3bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
レリア（黒赤蓮梨）(プロフ) - 続編おめでとうございます！！夢主が腐女◯なんてとても斬新で面白いなって思いました！これからも作者様のペースで頑張って下さい(*^_^*)密かに応援してます！(о´∀`о) (2017年10月8日 9時) (レス) id: 4816739c93 (このIDを非表示/違反報告)
数の子(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！これからも更新がんばります！ (2017年9月27日 6時) (レス) id: 06c0b3bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2017年9月26日 20時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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