【悲報】公安に腐女子が来た件について

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「おはようございます」

朝、私はいつも通りに出勤し、いつも通りに職場の人に挨拶をする。
いつも、「おはよう」と笑顔で私に返してくれるのだが、今日は違った。

職場の人間の目が一斉に私の方へ向く。

「......えっと、なにかありました？」

私がそう言うと、
上司であり、裕也と同期である河合さんが私の目の前で立ち止まる。

河合さんの顔は何故かこわばっていた。

「早川......。お前..........風見とつき合ってんの？」

「...........へ？」

何故そんな話になったのか。

周りの人は皆私達の方を見ている。
裕也は......まだ来てないみたい。

降谷さんは潜入捜査中だからいるはずはない。

「つき合ってないですけど.....」

私の否定を聞かず、河合さんは話を続ける。

「俺は前から怪しいと思ってたんだよ。
昼は風見とばっかり昼食べるし.......

昨日、お前ら二人でデートしてただろ......！」

........成る程、昨日二人で食事をした所を見られたのか。

アニメショップに裕也を引き連れて行こうと思ったけどやめておいてよかった！
オタク＆腐女子はバレてないね！！！

あとずっと思ってたけど、河合さんと裕也って結構仲いいよね！

きっとこれは「俺の風見に手をだしたのか！」って事だよね！

降谷さんといい河合さんといい.....裕也モテモテだね！

「あれは、たまたまカップル限定でしか貰えないストラップが欲しくて、
風見さんにカップルを装って一緒に来てくれないかって頼んだんですよ」




「.......なんだ、そうだったのか」

私が理由を説明するとその場に居る全員が肩をなでおろす。

「疑ってわるかった」

河合さんはそう私に言うと自分のデスクに戻っていった。


........え、何これ........

何で私と裕也がつき合ってない事実に皆安心してんの......？

まさかここにいる全員、裕也の事が.......！？

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