小さくなったタラし女【降谷零】

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「シェリーに私の正体を聞いたの？」



「....やっぱり.....あなたは...！」

シェリーが私をにらむ。
ふつうに怖い。


「まぁまぁ、そんな怖い顔しないでよ。
そんなに睨んでも今の私は何にもできないでしょ？」


「ミスティ、君の目的はなに？」

めがねの少年がいう。
私はめがねの少年の冷静さに私と同じ立場の人間なのかも知れないと思った



「その様子で行くとめがねくんも私と同じで小さくなちゃったって感じ？どう？あたってる？」

私はこの状況が面白くなってきたので
煽るようないい方をする。

めがねの少年は顔をゆがませる。


「ミスティ、君の目的はなに？」

めがねの少年はもう一度同じ質問を私に投げ掛ける。

「え〜私の質問には答えないで自分の質問ばっりなんて不公平じゃない？
あ！もしかして私のが図星だったから？」


めがねの少年は怖い顔で私を睨む。

さすがにからかいすぎたか。



「だからそんなに睨むなって。
私は確かに組織の人間だけれど、その様子だと私の敵って訳じゃないね」



「......どういう事だ」


目の細い男が聞いてくる。




「そのままの意味で、私は組織を裏切った人間って事だよ」

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