小さくなったタラし女【降谷零】

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キーンコーンカーンコーン

学校の終わりを告げるチャイムが鳴る。
「「さようなら！」」

元気のいい子どもの声をが教室に響く。

やっと帰れる。
そう思い、ランドセルを背負って帰ろうとしたそのとき

「ねぇ！Aちゃんって哀ちゃんと同じお家って事は博士の家でしょ？
じゃあ、私たちと一緒に帰らない？」

と吉田ちゃんが江戸川やら灰原やらを引き連れて提案してくる。

実にめんどくさいが、ここは断るのも大人げないので一緒に帰る事にした。

帰り道では、吉田ちゃんと円谷くんと小嶋くんが何やら話し合いをしている様子だったので私は江戸川と灰原と並んで歩く。

何コレ人生最大に気まずい。

すると江戸川が口を開く。
「おめぇ、何で態度違うんだよ」

江戸川はたぶん灰原と違ってそこまで私を警戒していない。
たぶん私が敵では無い事を分かってきたんだと思う。

だから軽い口調で私に問う。

....それよりも、私はお前の今と合ったときの態度が違う事のほうが気になるわ。


「何でって言われてもねぇ....？人にこびを売るって人間、普通の事だと思わない？
あなた達には媚びを売る必要ないと思ったからあなた達への態度が違う。ただそれだけのことだよ」

「......そうかよ」



そう言うと江戸川は何かを考え始めた。


そいえば彼は私と同じで薬で小さくなったはず。

元々はどんな人物だったのか。

頭のキレの良さから、ただ者では無い事は分かる。


私がそんな事考えていると



「あ！みんな、久しぶり！」



と後ろから声が聞こえた。

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