小さくなったタラし女【降谷零】

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「....組織を裏切った.....？」

あからさまに信じてない顔を浮かべる。
うん、もう少し隠すとか出来ないの。


「疑ってるでしょ。.....まぁ、当たり前か」



「貴方は組織で優秀とされていた人材。
貴方が裏切って貴方に何の利益があるの？そんな見え見えの嘘、誰が信じると思う？」

「やだな〜シェリー。私は貴方が組織に居るときから組織を裏切っていたし、私が組織を裏切る理由はたくさんあるよ？」




私も向こうも手を出さない。

それは当たり前のことだ。
私を組織の人間だと警察につきだして警察はそんな事を信じるはずがない。

私も今彼らに何かしたとしても数や力の差で彼らには到底かなわない。


そのせいで話しは平行線だ。

互いににらみ合うばかりで話しは進まない。
どうしたことか.......



すると目の細い男が口をひらいた。



「....仮に、Aちゃんが裏切っていたとしてどんなことをしていたんだい？」



.......そうか！

私が裏切っていたっていう証拠を出せばいいのか！
何でそんな簡単な事に気づかなかったんだ！


「私は組織の情報を公安に流していたの」

「ほぉ、公安ですか。
そういえば公安には私たちと面識がある者がいますよ」



.....え。何？こいつら組織の事どこまでしってんの？

公安に知り合いが居るとか。こいつらやばくね？



...まぁ、それなら話が早いか。


「降谷零って知ってる？」

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