ゴースト娘は憧れる【ヒロアカ】 (ページ4)

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屋上にてページ4

Aside

私は、放課後

屋上に来ていた

もちろん死にたいわけじゃない

高いとこが好きな訳でもない

ここからみる景色が気に入ってるだけ

いつもみたいにフェンスを登って屋上の縁に腰掛ける

『.....はぁ.......』

なんか今日はすっきりしない

『もう、帰ろ.....っ！！？？

あしが

すべって

体を丸める。内臓が持ち上げられるような浮遊感とうるさいほど響く心臓の音

生きてても仕方ないと思っていたのに

なのに、

『.....助けて』

目を瞑り、もがきながら伸ばした手の先に

「っ私が、来た！！！」

オールマイトがいた

『......っ！！！！』

私は抱え上げられ、そのまま屋上に下ろされた

『.....どうして、貴方がいるの』

目の前のヒーローはニコニコ笑っていった

「ヒーローだからね！！」

今まで来てくれなかったくせに

辛かった、

待ってたんだよ

ヒーロー

目の前が滲んだ

『っ…あ、っ……、っ......ぅあっ……！』

目の前の胸に飛び込み声をあげて泣いた

ーーーーー

泣くだけ泣いて

その場に座ったら隣にオールマイトも腰掛けた。

今まで誰にも話さないって思ってた気持ちとか、家のこともこの人の前だとすらすら喋ってしまう。

相槌なんかなくて、ただ黙って話を聞いてくれた。

『.....オールマイト、私、ヒーローになりたい。今決めたけど。』

「！！.....そうか！！」

驚いたようにそう言うと何処かに飛んでってまた戻ってきた。

青い布を持っている

『なにそれ？.....もしかして、マント？』

「来年から、雄英の教師になるんだ！！」

オールマイトが私の肩に"それ"を掛けた。

訳がわからず、オールマイトを見上げる。

「雄英で待っているぞ、A少女！！！！」

そういって行ってしまった。

『......早く帰って、受験勉強しなきゃ』

爆豪君にも報告しないと

青いマントを抱きしめて、家に帰った。

ーーーーーーー

暗いパートが終わりました