ゴースト娘は憧れる【ヒロアカ】 (ページ15)

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再会と作戦ページ15

「.......A、だよな。.......俺のこと覚えてねぇか？」

『....！ショート君！！！』

遡ること八年、その頃よく父親の仕事場の託児所に預けられていたのだが、

たびたび抜け出して近所の焦凍君と話をしていたことがあった。

彼の家は複雑らしく、毎回私が塀をすり抜けて忍び込んでいた。不法侵入ではない。多分。

「雄英に来るとは思わなかった。ヒーローになりたいとか言ってなかったよな？」

『まぁ、色々あったから。......ん！？』

何故か手を握られた。

「お前のおかげだ」

.....顔面が近い！！私をどうしたいんだ轟焦凍っ！！！

「......テメェら何してんだ！！！」

『うわ！？何で怒ってんの爆豪君！？』

「.....爆豪か」

握られていた手をはたき落とし、私の首根っこ掴みながら右手を爆発させている。

『死ぬ、死ぬからっ！！！』

「テメェはクソナードの個性、気になんねぇのか」

『.....気になる』

「んじゃ校門前だ。行くぞ幽霊女。」

『呼び方....。焦凍君、また明日！！』

「........ん。」

頭を撫でられた。顔が良いな本当に。

見惚れてたら爆豪君に爆破されそうになった。何で？？

ーーー

『で、作戦ある？』

現在、緑谷君の個性を聞くために作戦を練っている。

「あ？直接聞けばいいだろうが」

『私に嘘ついてたぐらいだし、そんな言われて話すようなことじゃ無くない？』

「ばk『暴力もダメだって』......」

そんな不機嫌そうな顔をされても困る。

暫くすると爆豪君はニヤッと笑ってこっちを見た

『え、何、怖い』

「テメェが手でも握ってオトシてこい」

『オトすって.....』

困惑しながら見上げると

肩を抱き寄せられ耳元に顔が近づく

「こんな具合か」

『ぅあ、待って』

ニヤニヤと意地悪く笑いながら耳元で喋ってくる。

『........ "ゴースト"』

「......テメェ」

幽体化で難を逃れた。

耳がくすぐったくてたまらない。

『爆豪君、それ、ホントに良くない。』

「もう一回してやろーか」

『許してください』