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水澄に肩を借り、保健室へ向かう。
保健室に入ると、誰の姿もなかった。
水「先生、いないですね。
オレ探して来ましょうか？」
鬼「いや、いい。先生のこと怖がらせたら
可哀想だからな。手当くらい自分で出来る」
俺は戸棚から絆創膏や消毒液などを取りだし、
手当をする。
だから学校での喧嘩は嫌なんだ。
俺は学校で、みんなの嫌われ者。
こんな厳ついやつが学校にいるだけで、
先生にすら怖がられる。
出来れば誰にも迷惑を掛けたくない。
だから学校で喧嘩した後は、
保健室に行かないでそのまま何かしら
理由を付けて帰ることが多い。
水澄は俺が傷に絆創膏などを貼っていると、
横にある椅子に腰掛けた。
水「先輩って、優しいですね」
いきなり聞きなれない言葉を聞いて
俺は呆然とした。
鬼「お前、何言ってるんだ？」
水「だから、先輩は優しいですねって」
鬼「何故そうなる」
水「だって先輩。周りの人のことちゃんと
考えてるんですもん。あの喧嘩だって、
相手にあまり負担を掛けないように
動けなくさせてたんでしょ？」
鬼「…………！！」
コイツ、一体なにもんだ？
なんでそんなことまで…………
鬼「お前、人の喧嘩盗み見るとか、
実は嫌な性格だろ」
水「あ、わかります？笑
でもあれはホントに、たまたまですよ」
表ではあんなにキラキラしたオーラ
放ってんのに、今はまるで別人のようだ。
鬼「そういやお前、何であんなとこで
タバコ吸ってたんだ？」
水澄は聞かれると思わなかったのか、
少し間を置いてから口を開いた。
水「ただの、ストレス解消ですよ」
あの後。俺は手当を終え、
担任に「階段から転げ落ちたんで
病院行ってきます」と嘘をついて
そのまま家に帰った。
部屋に戻るなり俺はベッドにダイブした。
鬼「はぁ〜〜〜〜………………疲れた」
初めて水澄と話したな。
少し意外だった。
優等生で、毎日のように
クラスのみんなに囲まれて明るい
学校生活を送っているのかと思っていた。
けど、あの時の水澄は
少しだけ寂しげだった。
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リト(プロフ) - つくづく昔の絵が下手すぎて恥ずかしいですね笑 (2021年8月17日 22時) (
レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 久しぶりに更新！そして画力もupしました！ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - トゥルルさん» ありがとうございます!!!!!!!!!そうなんですよ、私の妄想を爆発させたかっただけです笑 (2021年8月17日 21時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
トゥルル - 自分向けじゃないですか！？え？ちゅき、、ちゅきぃぃ(キモ）たまにあるイラストと２人の絡みにやられてます、、、更新応援してます！ (2021年8月4日 21時) (レス) id: 8bb533ad2d (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 150評価！？ありがとうございます！！！ (2021年6月1日 20時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リト | 作成日時：2019年7月7日 1時
