【オリジナルBL】ヤンキー先輩はイケメン後輩にどうしても勝てない。

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昼休み。

生徒たちが購買に向かう中、

俺は反対の方へ向かった。

校舎裏に着くと、

そこには6人の柄の悪い奴らがたむろっていた。

2、3年のやつらだろう。



「よぉ、鬼藤。やっと来たな」



リーダーらしき奴が出迎える。



鬼「おい、妹には手ぇ出すな。
その代わり、今回だけ喧嘩買ってやる」



俺はふつふつと湧き上がる怒りをなんとか

抑えながら条件を下した。



リ「おういいぜ。だが、今日はお前がオレらの
犬になるだろうがな！！」



リーダーがそう言うと、

どこからかぞろぞろと柄の悪い奴らが

湧いてきた。


10人くらいか。

今居たやつと合わせて16人。



…………いけるか？



鬼「ハッ………………相手してやるよ、コノヤロウ」

リ「お前ら！！一斉に殺ってやれ！！」



まずは1人。3人目。6人目。

人の急所、みぞおちやモモをやり動けなくする。


やっぱこの人数で1人だと、

攻撃全部は交わせねぇか。







これで15。

あとはリーダーだけだな。



リ「な、なんだお前…………バケモンかよ！！」

鬼「お前らが勝手に喧嘩売ってしつこいから
俺は仕方なく買ってるだけだ。
俺がこんなになったのは、
お前らのせいだよ」


そう言って、

リーダーの顔面に蹴りを1発喰らわせた。



リ「カハッ…………！！」



リーダーは倒れるとそのまま動かなくなった。


さっき戦った奴らより

リーダーの方が弱くなかったか？


クッソ痛てぇ、服汚れちまったじゃねぇか。

華奈美にまた心配されるな。

なんか言い訳考えないとだな。










俺は校舎裏を離れ、教室に戻ろうとした。

すると、どこからかタバコの匂いがした。


先生か？いや、喫煙室あるから

こんなとこで吸わないか。

それじゃあ、生徒か。


匂いのする方へ行ってみると、

そこには見た事のある奴がいた。



鬼「アイツ……………」

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