４．２話 ページ25
A「えーと、ここが調理室で、す」
なんで私が校舎案内しなきゃなんないの〜！？
そういえば、何でこの人・・・・えーと、
雨茂時雨くんは、私の名前知ってたんだろ。
私、この人と会ったことあったっけ？
雨「なんで敬語なのA(笑)」
A「えっ、だって初対面の人だし…」
雨「あれっ？もしかして、
オレのこと覚えてない？」
A「え？」
私、こんなイケメンの人知り合いにいたっけ？
う〜ん・・・・
雨「ふふっ、
まぁ覚えてないのも無理ないか(笑)」
A「え〜と…ごめんなさい、
どこかで会ったことありましたっけ？」
雨「ほら、幼稚園の時と小学校の時
一緒に遊んだでしょ」
幼稚園と小学校・・・・・
私はあまり働かせたことのない脳を
フル回転させ、記憶をたどる。
幼稚園・・・？
小がｋ・・・・・
あっ！
A「もしかして、『しーちゃん』！？」
雨「そうだよ！やっと思い出したか」
ウソッ！？
あの、女の子より可愛かったしーちゃん！？
見た目が女の子で、
いつも女の子の服を無理やり着せられてたのを、
今だ記憶の奥底にある。
A「しーちゃ…時雨くんって、
何かの記念写真とか、
ハロウィーンの仮装のときって
いっつも女の子の服装
させられてたよねー(笑)」
雨「やめて、黒歴史(−＿−；
って、なんで『時雨くん』？」
A「いや、さすがにもう高校生だし、
『しーちゃん』呼びはちょっと…」
あれ？
たしか時雨くんって、
A「ねぇ、時雨くんってたしか
小学３年の時に、イタリアに
引っ越したんじゃなかったっけ？」
雨「うん、そうだよ。
でもオレその時言ったでしょ？
『高校生になったら、また戻ってくるから』
って」
A「そんなこと言ってたっけ？」
雨「あ〜…でもあの時A、
泣きじゃくりまくってオレの話
聞いてなかったから、覚えてないかもね」
そういえばあの時、
時雨くんが引っ越すって聞いて、
私大泣きしたんだっけ。
そっか、あの時のしーちゃんが高校生になって、
戻って来たのか・・・・
なんかドラマみたい(笑)
雨「ねぇ、A。
あの時もう一つ言ったことあるんだけど、
覚えてる？」
A「えっ？」
時雨くんはそう言うと、何か真剣な面持ちで、
私にじりじりと近づいて来る。
え、えっ？何！？
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リト(プロフ) - ここまで読んでくださった読者様、本当にありがとうございます！第2作もありますのでよろしくお願いします！！ (2020年4月25日 1時) (
レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - お気に入り登録者が増えてる！ (2020年2月26日 19時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 表紙描きました！ (2020年2月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 今回の話はあなたの（設定された）過去があります。私も主人公と重なる部分がありますね。私の場合、将来何になりたいかですかね。まだ確実には決まっていないんですよ。皆さんはどうですかね？ (2020年2月7日 23時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - びびちゃんさん» こんな作品を面白いなんてっ(泣)ありがとうございます！更新頑張れます！！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リト | 作成日時：2018年12月2日 17時
