１話 イケメン王子に何故か気に入られました… ページ2
わたしは、とある教室に呼び出された。
教室へ入ると、
そこには私が秘かに恋心を抱いていた相手、
『吉沢健』がいた。
A『健くん、どうしたの？』
私が問いかけると、
健くんは緊張した面持ちでこちらを振り返った。
健「お、オレ…Aのことが好きだ。
…オレと、付き合ってくれ」
健くんの頬が少し赤く染まっているように見えた。
私は嬉しさのあまり、一瞬声がでなかった。
この恋が叶うときがくるなんて。
A『…はい』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「Aおはよーって、またそれやってるの？
乙女ゲーム」
後から声が聞こえ振り返ると、
私の唯一の女の子の友達、
『天川心音』が呆れた顔をしながら、
私のケータイの画面を覗き込んだ。
A「別にいいでしょ。それよりこれ見て！」
私はやっと攻略できた推しキャラの『吉沢健』の
画面を心音に見せる。
心音「はいはい、よかったねー(棒)」
なに、なにその反応は！
こんなにカッコいいのに何故見向きもしないの！
世の中の女子はカッコいい男子に目がないはずで
しよ！？
心音「だからAは、彼氏ができないんだよ」
心音はそう言いながら私の前の席のイスに腰掛け
る。
A「私、現実の男に興味ないから」
心音「またそんなこと言って…」
だって、現実の男を好きになってもそんな恋、
叶うはずない。
たとえ、自分がその人を好きになったとしても、
相手が自分を好きになる確率なんて
乙女ゲームよりもきっと低いと思うから。
なら、恋は現実より乙女ゲームの方が
断然楽しいっ！
心音「あっ！！」
私がそんなことを思っていると、
心音が急に立ち上がり、窓の外を見ていた。
私はそれだけで心音が急に立ち上がった意味を感
じ取った。
ここは、ごく普通の高校。
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リト(プロフ) - ここまで読んでくださった読者様、本当にありがとうございます！第2作もありますのでよろしくお願いします！！ (2020年4月25日 1時) (
レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - お気に入り登録者が増えてる！ (2020年2月26日 19時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 表紙描きました！ (2020年2月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 今回の話はあなたの（設定された）過去があります。私も主人公と重なる部分がありますね。私の場合、将来何になりたいかですかね。まだ確実には決まっていないんですよ。皆さんはどうですかね？ (2020年2月7日 23時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - びびちゃんさん» こんな作品を面白いなんてっ(泣)ありがとうございます！更新頑張れます！！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リト | 作成日時：2018年12月2日 17時
