9色のバラ （ D.S ）

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ラウールくんがまだ高校生という事もあり、早めにお開きすることになり、私は大介としょっぴーと阿部ちゃんと外にでた。





なんだかんだ皆さんとお話することが出来て、照くんとふっかさん、舘さんは周りをよく見てるから頼りになりそうだからまた仕事で会う時も頼れそう。
めめはなんかしょっぴーみたいだからどうにでもなりそうだし
康二くんが唯一タイ語話せる子みたいだから協力して頑張ろうってなり
ラウールくんは地頭が良いみたいだからとりあえずは仲良くやれそう。
阿部ちゃんも元の頭が良いしチーム上智大学院卒！とか変なこと言う人だとは思ってなかったけどね。しょっぴーは自分は周りより早く私のことを知ってるのを鼻高く語っていた。たった数日だけどね…？




問題は確実に大介だ…。




「なんで隠してたの？A？」




「隠してたって言うか、ついこの間決まったというか…。あ、これこの前言ってた英語の勉強できる物。大介がアニメ好きって言ってたからそれの英語版。英語の意味と英文書いてあるのがこのノートね。」





「え、ここまでしてくれたの？ごめんA…」




少しバツが悪そうに話す大介。まあでも私が付きっきりで毎日教えてあげられる訳でもないからアニメを使うしかなかったところもある。




「アニメなら、大介のタイミングでみれるし最悪セリフ覚えてたりして日本語の意味分かるかなって」




「これなら、分かる！！マジでありがとうね？今日送ってくよ？」




大介が送っていくって言ってくれたけど、家まで送って貰うとしょっぴーとマンション同じなのがバレてしまう訳だからどうにか避けたいんだけど、なんか手の打ちようないかな？




「佐久間、悪いんだけど今日送ってくれない？俺、レッスン場に忘れ物しちゃって戻りたいんだけど今日足無くてさ」




「え、いいけどAも送らないと」




「いいよ、佐久間俺がAちゃんのこと送ってあげるよ」




「え、翔太が？うーん…」




大介が悩んでるとしょっぴーは阿部ちゃんにごめんとポーズをしていてなんか2人で話してたのはこれの事なのかと思った。




「Aちゃん、俺でごめんね？最寄りまで送るよ」




「え、いいの？ごめんねありがとう。しょっぴー」




「じゃあ、翔太なんもすんなよ！Aは家着いたら連絡して！絶対だから！」




彼氏かって…。でもしょっぴーの助け舟と阿部ちゃんのアシストのおかげで家の場所はバレないし本当に助かった

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