君と夏。

10 ページ11

.





那須「お前ってなんか、かっこいいよな。俺が女だったら付き合いたいかも。」



突然だった。

本当に他愛もない話をしてたんだ。

そんな言葉が那須から出るなんて思ってなかった。




那須はその黒目がちな目で俺を捉えて離さない。




2人見つめ合うなか蝉の鳴く声だけが鮮明に聞こえる。








那須「…っ」







自然に体は動いていた。

キスしてしまった。

でももうこの気持ちは止められなかった。

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す