とんでもないアホ 3 【ツイステ】【男主】

96話 ページ6

Aside


委員長「本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。」



運営委員長が前で挨拶をする。


今はパーティーの開会式。



隣でラギークンはまだかまだかとうずうずしている。




委員長「それでは皆さま、ハロウィーンを祝して」

委員長「乾杯！！」


「「「かんぱーい！！！」」」


途端にガヤガヤと周りは賑やかになる。


ラギークンはタダ飯ー！！と飛んで行ってしまった。


テーブルの上に並べられたターキーや揚げ物、カラフルなケーキやお菓子。

どれから食べようかと悩んでいれば、

ｼﾞｪｲﾄﾞ「こちらをどうぞ。」


ジェイドが山盛りに盛られたお皿を渡して来た。



『俺の事デブって言いたいの？』


ｼﾞｪｲﾄﾞ「そんなまさか。小さいのでもっと食べてはどうかと、Aのために用意したんですよ。」


『結果的に貶してんじゃん。』


まあ食べるけど。


お礼を言って皿を受け取り、渋々食べる。


ﾘﾄﾞﾙ「やあA、ジェイド。パーティーは楽しんでいるかい？」


ジェイドと話していると、
リドルが小皿を持って会話に入って来た。


ｼﾞｪｲﾄﾞ「こんばんは、リドルさん。おや、それだけしか食べないんですか？」


リドルの皿には、こぢんまりとした少量の野菜と肉。


『そんなんだから身長伸びないんだよ。』


ﾘﾄﾞﾙ「失礼な！キミの方が小さいだろう。」

ﾘﾄﾞﾙ「それに、ボクは男子高校生の最適な食事量を摂っているだけだ。」


『男子高校生？女子高校生の間違いだろ。』


ﾘﾄﾞﾙ「キミたちがバクバクとみっともなく食べ過ぎなだけだよ。」



『俺はジェイドに渡されたから食べてるだけだしー。』

ジェイドの皿は俺よりも山盛りになっている。


ｼﾞｪｲﾄﾞ「僕は燃費が悪いので…。何せ、背が”高い”ですから。」


高いを強調するな。

俺にも刺さるんだぞその言葉。


ﾗｷﾞ「せっかくのパーティーなのに、決められた分しか食べないとか、勿体ないでしょ！シシシッ！」

これまた山盛りのお皿を持ってきたラギークン。

お皿には高そうな物ばかりがこれでもかと詰められている。
ジェイドといい勝負だ。


「うんうん！美味い料理が沢山あって、いっぱい食いたくなるよな！」


突然デカい声がしたかと思うと、
白髪のターバンを巻いた人が話に入って来た。


ああこの人、確か俺と同じ学年の…。

ｼﾞｪｲﾄﾞ「ああ、カリムさんではありませんか。」



そうそうそれだ。


ジャミルクンが世話焼いてる人。

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