122話 ページ32
NOside
ｸﾙ「バッドボーイ！お前は目を離した隙に問題を起こすな駄犬！」
ﾋｭﾝｯ、とAの横スレスレに教鞭が振りかざされる。
魔法薬学室で正座をさせられ、クルーウェルに説教をされているAは、人差し指を立てて言う。
『チッチッチ。今はマッドボーイだよ。』
ｸﾙ「貴様…。」
反省の色のないAを見て、
クルーウェルは眉をひくつかせる。
そろそろ堪忍袋の緒が切れる頃だろうか。
流石にAもそれを見越してか、口を閉じる。
部員1「アイツ、クルーウェル相手によくあそこまで言えるよな…。」
部員2「怖いもの知らずってか…まあ、馬鹿だよな。」
コソコソと話している部員たちだが、
Aは聞こえてるぞと睨みをきかせる。
ｸﾙ「このことは学園長に報告する。もちろん反省文もだ。」
『…ちぇ。』
暫しのお説教の後、
開放されたAはルークとトレイの所へ行く。
『どうだった？俺の魔法薬。』
説教と反省文を受けたにも関わらず、ケロッとしているAにトレイは若干引きつつも、Aが作った魔法薬を持ってくる。
ﾄﾚｲ「バナナの木は流石に育たなかったが、いい肥料にはなるようだ。」
ﾙｰｸ「トレビアン！よく勘だけでここまでの魔法薬を作れたね！見てみたまえ！植物の葉が、麗しいほどに青々としているよ！」
トレイの手には、なにかの植物が植えられた植木鉢。
ルークの言う通り、葉は大きく綺麗な翠色をしており、
茎は元気に伸びている。
『俺これ、反省文じゃなくて賞でももらった方がいいんじゃないの？』
Aの言葉に、トレイは苦笑する。
ﾄﾚｲ「まあ、あれだけの大騒動を起こしたからなぁ…。賞の代わりにはならないが、今度バナナのタルトを焼いてやろう。」
『トレイサン大好き。』
どこかキラキラと目を輝かせながら、
トレイの足に引っ付くA。
ﾄﾚｲ「こらこら、わかったから。そんなとこに引っ付いていたら危ないぞ？」
微笑ましく二人の様子を見ていたルークは、ふと口を開く。
ﾙｰｸ「それで、サイエンス部の見学はどうだったかな？」
『面白かったけど、他の部も見てみたい。』
ﾄﾚｲ「まあ、すぐに入部しろとは言わないさ。ゆっくり考えてくれればいいよ。Aがいたら、新しい食材が手に入るかもしれないしな。」
問題だけは起こさないで欲しいが…。とトレイはボソリと言うが、彼に届くことはこの先もないだろう。
ﾙｰｸ「入部しなくとも、いつでも来てくれて構わないよ。」
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はななん - 子供を舞台の役者へと導いた、 優秀なキツネの案内人は主も大好きだなぁ 。 替え歌が天才すぎる www なんでこんなに面白いんだろう .... 。 (2023年4月1日 16時) (
レス) @page14 id: 8e68b18d9e (このIDを非表示/違反報告)
おばけちゃん(プロフ) - ルークさん、話が長すぎて途中で途切れてるww笑いすぎてお腹が痛いwボーテ100点！！ (2023年2月23日 17時) (レス) @page44 id: 7a96c4091d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇてらす(プロフ) - めっちゃ面白すぎる。夢主君のアホっぽい所もちょっとズレてるところも実にボーテ！特にフロイドくんとの絡みめっちゃ好きすぎます。 (2023年2月23日 16時) (レス) id: c6a20e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 久しぶりの投稿だぁー！めちゃ嬉しいです。ほんとにこの作品読んでて作者様は天才なんだろうな、といつも思いますねもうwww学園長の鳴き声が…wツボですwいつも楽しませて貰ってます！！！ (2022年10月28日 6時) (レス) @page26 id: 2e5d9e36c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 久しぶりの投稿嬉しすぎて飛びました((本当に最高過ぎますこれからも頑張って下さい！ (2022年10月26日 2時) (レス) @page25 id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月24日 3時
