47話 ページ6
Aside
in植物園
『レオナサン、しりとりしよう。』
昼休み。
ラギークンがパシられている間、
暇だったのでそう提案した。
それを快く了承してくれるレオナサン。
レオナ「誰がやるか。」
『かもめ』
レオナ「面倒くせェ。」
『エイリアン』
ラギ「あんたら何してんスか。」
Aくんに至っては何がしたいんスか…。
変な物でも見るかのような目をしたラギークンが、
食堂から帰ってきた。
レオナ「おいラギー。なんでコレも連れて行かなかった。」
『レオナサンが寂しそうにしてたから。』
レオナ「テメェに聞いてねェ。」
顔を鷲掴みにされて、キリキリと音を立てて絞められる。
俺の可愛い顔に跡がついたら大変なのでやめて欲しい。
そう言うと更に絞める力が強くなった。なんでェ。
ラギ「Aくん連れてくと、色々と大変なんスよ。」
大変というのは、俺は常日頃から人気者だから、
俺の周りに人だかりが出来てしまうのだ。
それのことを言っているのだろう。
ラギ「小さいからすぐに見失うし、目を離してるうちに上級生に喧嘩売ってるしで、問題しか起こさないんスよ。」
ほら。
レオナ「ハッ、知ったこっちゃねェ。コレのお守りをするのはごめんだ。」
今まで掴まれていた顔は解放され、俺は持ってきたバナナをやっと口に出来ることに安心した。
ラギ「Aくんも強心臓ッスね……。あ、レオナさん、これ今日の昼飯ッス。」
ラギークンの手には、トレーに乗ったステーキと、傍らにアイスティー。
ステーキとアイスティーってどんな組み合わせだよ。
普通バナナミルクだろ。
レオナ「フン、悪くねェ。」
ラギ「んもぅ、これ結構手に入れるのに苦労したんスから。」
少しはオレを労わって欲しいッス、と言って、レオナサンの金で買ったであろうハンバーグ定食を食べているラギークン。
ご丁寧にデザート付き。
レオナ「つーか、テメェはいつまで居座る気だ。とっとと失せろ。」
3本目のバナナに手を出していたら、
レオナサンにそう言われた。
『寂しいから行かないでって、レオナサンの目が言ってる。』
レオナ「二度と顔を見せるなの間違いじゃねェか?」
レオナサンは照れ隠しが下手だねェ。
今のうちにレオナサンの目に俺の顔を焼きつけさせよう、と最大限の笑顔を作ったら、唾を吐かれた。
きたな。
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります(キリッ) (3月3日 22時) (レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ`)w𐤔 これからも頑張ってください! (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです!…マミー・ブッチ参戦…?←??? (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月10日 22時