検索窓
今日:73 hit、昨日:171 hit、合計:456,485 hit

47話 ページ6

Aside


in植物園


『レオナサン、しりとりしよう。』



昼休み。


ラギークンがパシられている間、
暇だったのでそう提案した。



それを快く了承してくれるレオナサン。




レオナ「誰がやるか。」


『かもめ』


レオナ「面倒くせェ。」


『エイリアン』


ラギ「あんたら何してんスか。」

Aくんに至っては何がしたいんスか…。


変な物でも見るかのような目をしたラギークンが、
食堂から帰ってきた。


レオナ「おいラギー。なんでコレも連れて行かなかった。」


『レオナサンが寂しそうにしてたから。』


レオナ「テメェに聞いてねェ。」


顔を鷲掴みにされて、キリキリと音を立てて絞められる。

俺の可愛い顔に跡がついたら大変なのでやめて欲しい。

そう言うと更に絞める力が強くなった。なんでェ。


ラギ「Aくん連れてくと、色々と大変なんスよ。」

大変というのは、俺は常日頃から人気者だから、
俺の周りに人だかりが出来てしまうのだ。


それのことを言っているのだろう。

ラギ「小さいからすぐに見失うし、目を離してるうちに上級生に喧嘩売ってるしで、問題しか起こさないんスよ。」

ほら。


レオナ「ハッ、知ったこっちゃねェ。コレのお守りをするのはごめんだ。」


今まで掴まれていた顔は解放され、俺は持ってきたバナナをやっと口に出来ることに安心した。


ラギ「Aくんも強心臓ッスね……。あ、レオナさん、これ今日の昼飯ッス。」

ラギークンの手には、トレーに乗ったステーキと、傍らにアイスティー。

ステーキとアイスティーってどんな組み合わせだよ。

普通バナナミルクだろ。


レオナ「フン、悪くねェ。」


ラギ「んもぅ、これ結構手に入れるのに苦労したんスから。」

少しはオレを労わって欲しいッス、と言って、レオナサンの金で買ったであろうハンバーグ定食を食べているラギークン。
ご丁寧にデザート付き。




レオナ「つーか、テメェはいつまで居座る気だ。とっとと失せろ。」


3本目のバナナに手を出していたら、
レオナサンにそう言われた。


『寂しいから行かないでって、レオナサンの目が言ってる。』


レオナ「二度と顔を見せるなの間違いじゃねェか?」


レオナサンは照れ隠しが下手だねェ。


今のうちにレオナサンの目に俺の顔を焼きつけさせよう、と最大限の笑顔を作ったら、唾を吐かれた。






きたな。

48話→←46話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (491 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
981人がお気に入り
設定タグ:ツイステ , ツイステッドワンダーランド , 男主   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります(キリッ) (3月3日 22時) (レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ`)w‪𐤔 これからも頑張ってください! (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです!…マミー・ブッチ参戦…?←??? (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。