89話 ページ48
Aside
俺はジェイドクンのお陰でガチガチの登山家へと変貌した。
ご丁寧に
当の本人もガチガチに固めて来ている。
何枚ウェア持ってんだよ。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢さて、ではこれをお願いします。｣
登山リュックを渡され、渋々背負う。
『こんなに何持ってくの？』
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢水や食料は勿論、山は怪我をしやすいので、医薬品を少々。後は山菜を採るためのナタやナイフ、スコップ。暗闇でも見えるように懐中電灯と、虫除けスプレー等を揃えております。｣
早口で何を言ってるかは分からないが、
色々入っているらしい。
そういうジェイドクンは何故か竹かごしか背負ってない。
『もしかして、俺の事荷物持ちに誘った？』
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢フフ、まさか。山への素晴らしさを知って欲しいだけですよ。｣
本当かどうか分からない笑みを浮かべ、行きますよ。と部屋を出る。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢山へは闇の鏡で移動します。鏡の間まで移動しましょう。｣
そそくさと歩くジェイドクンの後ろを着いて行く。
自分より小さい相手に大荷物持たせて、
調子のいいヤツだな。
闇の鏡を通って、視界に光が差し込む。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢さあ、着きましたよ。｣
『……本当にただの山じゃん。』
見渡す限りの自然、自然、自然。
一体どこの山だろうか。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢今回はただの山菜採りなので、自由に歩き回って、珍しい山菜でも見つけましょう。足元にお気を付けて。｣
さっさと歩いて行くジェイドクンの後ろを、
はぐれないように進む。
山菜採りとか行ったこと無いので、
どれが山菜かわからない。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢ほら、見てください。こんな所に山人参が生えていますよ。｣
見てくださいと言われても、全部草で何が何だか。
『山の人参だから山人参？人参っぽいの一つもないけど。』
俺がそう言うと、ジェイドクンはフフフ、
と笑って俺の鞄からナイフを取り出す。
何わろとんねん。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢葉が人参とよく似ているので、そう呼ばれています。｣
山人参と思わしきものを採りながら言う。
知るか。
人参の葉を見てるやつなんか、
時間に疎い兎くらいだろう。
俺もジェイドクンの採集を手伝おうと、
ナイフを取り出す。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢山人参は根本から採るように。根っこは残して構いませんよ。｣
ジェイドクンの助言を頼りに、見様見真似でやってみる。
『出来た！』
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢上出来です。｣
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
