80話 ページ39
Aside
ごねているフロイドと、部活に連れて行こうと必死なジャミルクンが、俺の前で親子喧嘩をしている。
ﾌﾛ｢ねえ、Aってなんの部活入ってんの？｣
ジャミルクンと会話するのに飽きたのか、
俺に話しかけてきた。
『そういえば、俺まだ入ってなかったなぁ。』
部活ってそもそも何があるんだろう。
ﾌﾛ「じゃあバスケ部入ってよ。Aがいれば退屈しないし。」
ね？いいでしょ？
と有無を言わせない笑顔で肩を掴んでくる。
ｼﾞｬﾐ「…君は他の部活の方がいいかもしれない。怪我をしたら大変だろう？」
俺を刺激しないように言ってはいるが、さては馬鹿にしてるな。
ﾌﾛ「はぁ？Aは運動神経いいし、大丈夫でしょ？入れよ。」
ｼﾞｬﾐ「フロイド、強行は良くない。部活なら他にもたくさんある。見学にでも行ってみたらどうだ？」
待って、俺まだ何も言ってない。
『んー…アズールクンとジェイドクンはどの部活に入ってんの？』
参考までに聞いてみる。
ﾌﾛ「ジェイドは自分で部活作ってたよぉ。山を愛する会？みたいな。」
ﾌﾛ「アズールは忘れた。」
ジェイドクン、自分で部活作ったのか。
今度見学でもしに行ってみようかな。
ｼﾞｬﾐ「君にはバスケ部は難しいと思うが……。まあ、また見学してから来てみてもいいかもしれない。」
それじゃあ、俺は部活に戻る。
とジャミルクンは体育館へと戻ってしまった。
結局フロイドはいいのか。
それにしてもジャミルクン、
胡散臭い笑顔をしていたなぁ。
アズールクン並に胡散臭くはないし、自然な笑顔なんだけど、稀に頬がピクピクしている。
ちなみにアズールクンはまんま詐欺師の顔と言動をしている。
いつか捕まりそう。
ﾌﾛ「ねぇーバスケ部は〜〜〜？」
肩にもたれかかって、フロイドは口を尖らせる。
『また今度、見学に行くから。』
正直俺も掃除はしたくない。
出来る限り面白い部活に入りたい。
俺の言葉を聞いて、尚更不機嫌になるフロイド。
俺は仕方なく、懐からスライムを出す。
『ほらこれ、自我持ったスライム。顧問の顔にでも投げつけな。』
そう言って渡すと、
フロイドは途端に目をキラキラと輝かせる。
ﾌﾛ「何これ、おもしろそー！！投げてくんね！」
フロイドは俺から離れて、ジャミルクンの後を追うように体育館へと戻って行った。
後から顧問の悲鳴が聞こえた。
うん、いい気味だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 981人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
