73話 ページ32
Aside
俺はラギークンの部屋に戻り、制服に着替える。
流石にラギークンの服を借りるのは申し訳ないので、
制服に着替えてからサバナクローを出た。
どうやら制服はラギークンが洗ってくれたらしく、
服からは爽やかなミントの匂いがする。
ウッキウキで俺はハーツラびゅルの鏡を通った。
『おっ邪魔っしまーす。』
薔薇に色を塗っているケークンチャンを見つけたので、
軽く挨拶を交わす。
ｹｲﾄ「Aちゃんじゃーん！おはよー！写メ撮ろ☆」
ケークンチャンのシャッター音と共に、
俺は華麗なポーズを決めていく。
これは俺とケークンチャンでは恒例で、毎日会うとこうしてモデルモドキみたいなことをしている。
ｹｲﾄ「うんうん☆今日もいい写真がいっぱい撮れちゃった☆」
ｹｲﾄ「Aちゃんがパーティに来たよ！#今日のAちゃん#ポーズ決まってる！#これでも問題児 送信っと☆」
長ったらしいハッシュタグを聞き終えた後、
ケークンチャンにトレイサンの場所を聞く。
どうやらケーキを会場に運んでいるらしく、
俺もそちらへ向かう。
そう、今日はなんでもない日おめでとうのパーティ。
ハーツラびゅル恒例の行事らしく、
俺は初めてリドルから招待された。
マジフトを頑張ったということで、
トレイサンがバナナのケーキを作ってくれるらしい。
『んっふふ〜♪バナナのケーキ〜♪』
俺はスキップでバナナのケーキ、いや、トレイサンがいるであろうキッチンへと向かう。
お目当ての人物を見つけ、俺は飛びかかる。
『かくほ〜！』
ﾄﾚｲ「ぅおっ！？」
トレイサンの背中に飛び乗ると、トレイサンは吃驚しながらも支えてくれた。やさぴぃ。
ﾄﾚｲ「なんだAか。急に飛びかかると危ないだろ？」
『ばななは？』
ﾄﾚｲ「ははっ、待て待て。ちゃんと用意してるから、とりあえず背中から降りてくれないか？」
困ったように笑って、
トレイサンは俺の背中をぽんぽん、と叩く。
仕方なく背中から降りると、頭をくしゃ、と撫でられた。
俺マジでトレイサンの子供になりたい。
ﾄﾚｲ「そうだ。パーティまでまだ時間はある。良かったら、運ぶのを手伝ってくれないか？」
『あいあい。』
敬礼をして、
トレイサンからケーキの乗ったワゴンを受け取る。
ﾄﾚｲ「パーティ会場まで着いたら、後は寮生がケーキを配置してくれるから、お前はまたワゴンを持ってきてくれ。」
『あいあい。』
ﾄﾚｲ「……転ぶなよ？」
『善処します。』
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
