52話 ページ11
Noside
図書室に着いたクロウリー。
だが、そこにAの姿はなく。
代わりに壁や床のガムに囚われたトレイとケイト、
他にも数人の生徒たちの姿が。
ｸﾛ「クローバーくん!ダイヤモンドくん!Aくんを見かけませんでしたか?」
ｹｲﾄ「あっちゃー、やっぱりAちゃんだったかー。」
ﾄﾚｲ「見ていませんね。にしても、何があったらこんなことに…。」
二人は何とかガムから離れようとするが、
伸びては縮んでを繰り返すだけだった。
生徒D「俺、フィンズが食堂まで行くのを見ました！ガムはアイツのせいで間違いないです！」
転んだのかは知らないが、
うつ伏せになり床とくっついている生徒が言う。
学園長は深く溜息をつき、急いで食堂へと向かった。
in大食堂
ｸﾛ「Aくん!!これは一体どういうことですか!!?」
Aは食堂にいたはいたが、何故かガムに片足を絡ませて、ガムまみれのシャンデリアからぶら下がっていた。
こちらを振り向いたAに、
クロウリーは目を丸くさせる。
あまり表情豊かとは言い難い彼が、死んだ目をキラキラと輝かせながら、これでもかというほど眩しい笑顔をしている。
本当に何が……？と、疑問に思うクロウリーを他所に、
シャンデリアにぶら下がっていたガムが粘着を失ったように落ちる。
もちろんAも一緒に落ちていく訳で、この高さから落ちたら怪我をするんじゃないかと、クロウリーは咄嗟に助けようとした。
だがその必要はなく、Aの真下の床に付着していたガムが、途端に膨れ上がり、Aの体を受け止める。
Aに怪我が無いことに安心したものの、やはり学校全体に広がっているこのガムは、彼が関係していることに間違いはないだろう。とクロウリーはAに近づく。
ｸﾛ「Aくん、この大惨事は何事ですか?」
未だに子供のようにキラキラと顔を輝かせるAに強く言えず、子供をあやすように問いかけるクロウリー。
『学園長サン！！！これ、俺のユニーク魔法！！！』
口を開いたかと思えば、マジカルペンを振り回して、
ガムを自由自在に操るA。
キャッキャとはしゃぐAに怒る気も失せて、
仕方なく話を聞くことに。
ｸﾛ「...なるほど。とりあえず、学園全体のガムをどうにかすることは出来ますか?」
クロウリーの言葉に頷き、マジカルペンをひと振りすれば、カラフルになっていた大食堂から、ガムが一気に消え失せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 982人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
