55話 ページ14
Noside
in購買部
無事に購買部に着いたAは、扉を開けて中に入る。
ジェイドも購買部に用があるのか、その後を着いて行く。
ｻﾑ「Hey！いらっしゃい、小鬼ちゃんたち！」
ｻﾑ「ようこそ、Mr.Sのミステリーショップへ。今日は何をお求めかな？」
出迎えたのは、購買部の店主であるサム。
『バナナを10トン。』
何故かバナナが10トン購買部にあると疑わないAに、ジェイドは冗談じゃないことに驚きつつも、クスクスと声を抑えて笑う。
サムも流石の量に驚いたのか、
ピタリ、とAの言葉に静止する。
そんなサムに首を傾げるA。
『ああ、ごめんなさい。種類言ってなかったや。』
違う、そうじゃない。
ジェイドは肩を震わせながら、必死に笑いを抑える。
『スウィーティオバナナで。』
堂々と世界最高級のバナナを人の金で買おうとするA。
ｻﾑ「新顔の小鬼ちゃん。残念ながら、OUT OF STOCK！そんなに沢山バナナは置いてないね。けれど、スウィーティオバナナなら、IN STOCK NOW！」
『じゃああるだけ。』
財布からゴールドカードのようなものを人差し指と中指で挟み、ピラ、とサムに見せつける。
もう一度言うが、人の金である。
ｻﾑ「OK！ちょいとお待ちを、小鬼ちゃんたち。」
そう言ってサムは、裏方へと姿を消す。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「ところでそちらの財布、いつものAさんの財布とは違う物のように見えますが。」
ひとしきり笑い終わったジェイドは、
Aの財布について問う。
『ああこれ、レオナサンの財布。』
レオナサン、といえば、サバナクローの寮長でしたか。
と、ジェイドはあまり話したことはないレオナの顔を思い浮かべる。
確かアズールが彼の弱みを狙ってたとか。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「その方のおつかいでここへ？」
『うん。なんでも好きな物買っていいよって言われた。』
そんなことは言っていないが、
どうやらAにはレオナの言葉がそう聞こえたらしい。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「それで、バナナを買いに来たのですか？」
『俺が店で買う物なんか、バナナ以外ないでしょ。』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「そうなんですか。」
Aさんは単細胞、いえ、欲望に忠実ですもんね。
と笑顔を崩さずジェイドが言う。
『そういうジェイドは何買いに来たの？』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「特に何も。」
『お前の方が単細胞じゃん。』
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
