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「俺達はサッカー部なんだ!!!!」
と怒鳴る。そして部室の壁に貼ってある一枚の紙を大きな音を立て、叩く。
「フットボールフロンティア。今年こそ、これに出ようぜ!」
そう言って、一人一人に呼びかける。強面の彼、染岡。漫画を読んでいた半田。しかし、無理だと言われる。恰幅のよい壁山に小柄な少林寺。ゲームに夢中の栗松、長い前髪が特徴の宍戸。
「部員8人じゃ試合に出られんでやんす。おおっと」
「遅い。そこでシュート。」
栗松が言った。
宍戸のツッコミにうるさいでやんす、と返しまたゲームに集中し始める。
「お前らなぁ!!サッカーをやりたくて入部したんだろうが!!」
と、さらに憤慨した様子を見せる円堂。
サッカーがしたくてサッカー部に入ったのではないのか、そう至極当たり前な事を部員に呼びかける。
「サッカー部がサッカーしなくてどうするんだよ!」
ごもっともである。
怒りを顕に大きく足音を鳴らし、荒々しく部室の扉を閉めた。すると、サッカー部の看板が反動で落ちる。
危なっかしくそれをキャッチすると、円堂は少し見つめて元の場所に立てかけた。
そして一人、ドリブルをしながら歩いて行く。。
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作者名：茶太郎くん | 作成日時：2018年7月14日 0時
