検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:34,719 hit

35 ページ38





私の声が響き渡る玄関と廊下


徐々に大きくなってくるドタドタッという音



「Aっ!!!!」

名前を呼ばれながら父上に抱き締められる


そのあと母上も小走りで来て、ぎゅっとしてくれて、優しく頭を撫でてくれた



「よく帰ってきたっ……頑張ったな、A」

「おかえりなさい、A。無事でよかった」





あぁ、暖かい……なんて暖かいんだろうか



さっきまでの疲れが嘘だったかのように、身体が軽くなって心が暖かくなる



家族という安心感から、涙がとめどなく溢れる



「父上ぇ、母上ぇ……グスッ 杏寿郎ぅ」(泣



「本当によく頑張ったな、Aっ」(涙

「ありがとうございますっ父上」




「ほら、A。お腹空いてるでしょう。
4人でご飯にしましょう。
湯浴みの準備は済ませてあるので、Aは先に汗を流してきてもいいですよ。」



「はいっ、ありがとうございます母上」




母上の一言でみんな動き出す






「杏寿郎? 姉上湯浴みしてくるから、母上のお手伝いしてくれる?」

「……」


さっきから顔埋めたままだから、多分真っ赤っかだよ杏寿郎。


それに涙と鼻水でぐちゃぐちゃでしょ多分。



「ご飯食べ終わったら、たくさんお話して、たくさん遊ぼうよ。ね?」

「……」


うーん、まだ黙りこくってる



「んー、あ、じゃあさ杏寿郎。今日一緒に寝る?」



もぞもぞ


よし、反応あり



「本当ですか……?」


「うん、本当だよ。姉上も杏寿郎に会いたかったし、ずっと一緒にいたいよ。」


「…ご飯食べ終わったらずっと一緒にいてくれますか、?」


「もちろんもちろん。隊服とか日輪刀届くまでまだ時間掛かるらしいから、たくさん一緒にいれるよ。」


「や、やったぁっ!」




グッ……
可愛すぎるやろ尊すぎるやろ

何かを必死に抑え、平常心を保つ



「ね?だからさ、母上のお手伝いできる?」

「はいっ!早く湯浴み終わらせてください姉上!!
早く早くご飯食べて一緒にいたいです!!」

「うんうん、急いでいってくるね笑」



グッ……グゥ……


いつまでこの込み上げる尊さに耐えられるかな……←

36→←34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

プスメラウィッチ - よぴさん初めまして、続き頑張ってください。楽しみにしています(*^^*) (2021年10月30日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
名無し76786号(プロフ) - 続き楽しみです! (2021年9月29日 18時) (レス) id: 9763a79721 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よぴ | 作成日時:2021年9月14日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。