34 ページ37
・
あぁ……やっと見えてきた我が家……
疲れで目が霞んできたけど、道を間違えないように歩く
玄関がある通りに差し掛かった時
ザッザッ
と音が聞こえた
うむ、この音は杏寿郎が玄関の掃き掃除をしている
音なのだ。
重い重い足を引きずって、ホウキで掃く音と同じ音をだしながら
玄関へ向かう
すると、杏寿郎とあと50m位のところで
杏寿郎がこちらに気づいた
わっ、7日ぶりの杏寿郎やばぃ
50m離れていてもわかる杏寿郎の可愛いお顔
凛々しい眉
かーわいいいい
「っぁ、あねうえ!!!」
おっきな声も健全だぁ〜
杏寿郎は叫びながらホウキを投げ捨てこちらに走ってくる
いや投げ捨てるのは良くないね?杏寿郎?
ものは大切に扱わないと
ま、そんなことは今はどうでも良くて
抱き着いてきた(とっしん)杏寿郎を
尻もちをつきながら受け止める
「ぁあ''ねうえ〜っ、エグッ…お''がえりな''ざぃ〜」
えっえっ、思った以上に泣いてるよ
えぐえぐ行ってるよ大丈夫かな
「、、ただいま、杏寿郎。
そんな泣かないでよ〜 無事に帰ってきたでしょ??」
「ぅ''ぅう〜」
私の胸に顔を埋めて泣きじゃくってる
なんか涙染みてきた 冷たっ
いやぁ、こんなに泣いてくれるのか、、、
私も杏寿郎に釣られてじんわり涙が出てきたけど、
ここ外だし、早く父上と母上にも会いたいし……
「ほら、ここ外だから、お家入ろう?」
「っ…グスッ……はいっ……」
「立てる??杏寿郎」
胸に顔を埋めたまま 左右に動かされる頭
……えっ、立てないの杏寿郎っ
、、お姉ちゃんもう限界突破してるんだよ実は
杏寿郎を抱き締めて癒されたのは間違いないんだけどさ、
肉体的にもうやばいのよ。
「きょ、杏寿郎??」
ダメ押しで声をかけてみるも
「んーん!!」
はい撃沈。これマジで動かないやつだわ。
まぁ、ほんとあと少しだし、頑張ろ、、、
だいしゅきホールド()をキメられている疲労MAXの体を何とか動かす
「杏寿郎?着いたよ。」
無言でぎゅーーーっと力を込められる
おぅおぅ、苦しい苦しい
……離れたくないんだね姉上とね、
そんなに姉上のこと好きなの??
やぁーーん姉上嬉しすぎるぅ〜←
いやいやこんな気持ち悪いこと考えるより先に、
「父上!母上! ただいま戻りましたっ!!」
150人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プスメラウィッチ - よぴさん初めまして、続き頑張ってください。楽しみにしています(*^^*) (2021年10月30日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
名無し76786号(プロフ) - 続き楽しみです! (2021年9月29日 18時) (レス) id: 9763a79721 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よぴ | 作成日時:2021年9月14日 2時