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薄暗い森の中、辺りを見渡しながら進む

いつ鬼と遭遇するか分からないから気が抜けない



「要、疲れてない?大丈夫?」

「ダイジョウブ!」

「そっか、休みたかったら言ってね。」



要もいるおかげで、本当に心強い。

近くから悲鳴とか聞こえるから怖いんだよね



ウワァァァアア
ギャァァアアアア




……助けに行かなきゃ。


「要、速度あげるよ。」

「ワカッタ!」


呼吸を使って、速く走る






割と近くから聞こえたからまだいるはず

確かあっちから聞こえた




「うぁぁ!助けてくれー!!!」



いた。


「……その人から手を離しなさい。貴方の相手は私よ。」



初めて本物の鬼と対峙した。

なるほど、異様な空気と緊張感


刀を握る手に汗がでる



「ヘッ、ヘヘヘェッ、女のお前が相手かァ。ヘヘッ、美味そうだからお前から食ってやるヨッ!!!」


ビュンッ!!

「!!」


うお、急に距離詰めてきた

……てか

「今、女のお前、って言ったでしょう。」

「ヘヘヘ、それがどうしたァッ!!」


なんて会話をしながら攻防を繰り返す





「女だからって甘く見てると、痛い目に会いますよ。




炎の呼吸 壱ノ型 不知火!!」




ザシュッ




激しい炎に包まれた刀が
鬼の首をはねる



「な、なにィ……!?ぁああっ……」



灰になって散っていく鬼

来世では幸せに生きてね




刀を鞘に納め、深呼吸して息を整える



……切れた、、、切れたよ、首、、

闘えた、、、、

力はちゃんとついてきてる!!!




この先も油断しないで、頑張ろう。


助けた人いつの間にどっかいってるけど、

死ぬ前でよかった。







……それより

「女だから」って、なに。

女だからって、なんなの。




イライラ




……あぁ、ダメダメ。こんなこと考えてたら平常心ではなくなってしまう。



冷静に行かなきゃ。










「行くよ、要」

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プスメラウィッチ - よぴさん初めまして、続き頑張ってください。楽しみにしています(*^^*) (2021年10月30日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
名無し76786号(プロフ) - 続き楽しみです! (2021年9月29日 18時) (レス) id: 9763a79721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よぴ | 作成日時:2021年9月14日 2時

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