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夕餉を食べ終わり、みんな湯浴みも終えて
家族団欒の時間
私は父上の膝の上に座り、隣にいる母上に手を握ってもらう
何気ないこの時間が、私はたまらなく好き
春先だから少し肌寒いけど、3人で纏まっていると心も身体も暖まる。
庭の桜、もうすぐ咲くかなぁ〜
「明日は、Aと一緒に街へ出掛けてきます。
慎寿郎さんは、いつも通り夕方からの任務で間違いないですか?」
明日も母上と一緒。幸せだ。
「いや、明日は休暇をもらった。
だから久しぶりに俺も一緒に出掛けていいか?」
「あら、いいのですか?お身体には障りませんか?」
「え!!!父上も一緒にお出掛け!?」
父上と一緒に出掛けられるなんて、1ヶ月ぶりくらい。いつも任務や鍛錬で忙しいから。
でもちゃんと私のことを思ってくれているのを知っているから、全然大丈夫。・・・少し寂しいけど
「大丈夫だ。美味しい夕餉をたべたから元気一杯だ」
ニコッ、て笑いながら頭を撫でてくれる父上
太陽みたいに明るい父上の笑顔
そんな笑顔を見たら、笑顔にならずになんていられない
「やったぁ!!」
私も万遍の笑みで父上と母上を見上げる
「ふふ、嬉しいですね、A。
慎寿郎さん、ありがとうございます」
口角を上げて微笑む母上
月夜に照らされて、とても美しい。
あ、父上も魅入ってる。
ぞっこんだぁ!!
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プスメラウィッチ - よぴさん初めまして、続き頑張ってください。楽しみにしています(*^^*) (2021年10月30日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
名無し76786号(プロフ) - 続き楽しみです! (2021年9月29日 18時) (レス) id: 9763a79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よぴ | 作成日時:2021年9月14日 2時