強き人【鬼滅の刃】 (ページ12)

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気になって駆けつけてみると、

そこには1匹の鴉をいじめている3人の男の子がいた

「なんでカラスなのに喋れるんだよきもちわる！」
「そーだよ鴉は人の言葉喋れないんだよ！」
「きもちわり～！あはは！！」
「イタイ！ヤメテ……！」

なにを、してるの？
どうして石を投げつけるの？
どうしてそんな酷いことが言えるの？

「あなた達、何してるの？」

自分の思う数倍、冷めた声がでた。

「なんだよお前！」
「見れば分かるだろ！」
「人の言葉喋ってる気持ち悪い鴉いじめてんの！！」

何を言っているんだろうこの子達は。
そんなことして何になるの？
弱き者は助けなければならないって、知らないの？

「鴉が、あなた達になにかしたんですか？どうして石を投げつけ暴言を吐く必要があるのですか？どうして、弱い者を見下すのですか？」

鴉を助けなければと、勝手に口が動いてた
自分でも驚くほど、無表情だったと思う

「はぁ？何言ってんのお前」
「意味わかんねぇ～」
「鴉が喋るのなんて普通に考えて気持ち悪いだろ」

「何を根拠に゛普通に気持ち悪い゛なんですか？普通っていうのは人それぞれで価値観が違います。あなた達の普通をその鴉に、私に押し付けないでください。」

怒りからかスラスラ言葉が出てくる
私ってこんなに語彙力()あったんだ

おーおー顔が引き攣ってるよ男子共

「な、なんだお前きも！！」
「こ、こんな奴ほっといてもう行こうぜ」
「お、覚えてろよ！！」((

あ、クソ、あいつ石投げやがったな
おでこにクリーンヒットして血出てんだけど←

そ、それより、鴉！！