いとこなだけです！！ (ページ14)

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インターンの面接ページ14

俺も目標決めないとなぁ…なんて呑気に考えてます。ジョングクです。

テレビを観てるとヌナが喋ってるじゃないか！！！…って珍しい事ではない。

ソファでコーヒーブレイクし始めた母さんが

『忙しそうよね～Aちゃん。グク、Aちゃんが言ってること分かる？母さん、ちっとも分かんない♡』とぶりっ子していた…

母さんは美形系統の出身だから許されてるんだよな…なんて思いながらヌナの話を聞いていた。

そうだ…インターンはヌナとナムジュニヒョンが行ってる会社に行ってみようかな…と思い動いた。

数日後、面接を受けるために向かったのだが…

あれ…？ここどこ？方向音痴じゃないし有名企業だから迷わないはずなのに…

ナムジュニヒョンに電話しても繋がらなかった…そーいえば今日は会議だって言ってたよな…

忙しいのを承知でヌナに電話をしてみる。

A『グク？どーしたの？…あ、お疲れ様ですっ。で？どーした？』(バタンっ…)←非常階段で素に戻る。

グク『それが道に迷ったみたい…助けて～』

A『迷子！？助けに行きたいけど会議中なの！近くにいる人に聞いてみな？あー、私がその人になりたいっ！』

グク『俺が人見知りなの知ってるでしょ？そんなの難題すぎる！』

A『グクちゃーーん！か弱いウサギさん出さないでぇ！…あ！待ってて！ヌナが助けてあげるよぉぉぉ！』

一旦電話を切られて…また暫くするとヌナから着信が。

『近くに何が見える？変なおじさん居ない！？私のグクやー！』

話せる隙すら与えないのか…この人は…

『もしかして…唐揚げの匂いとかしない？』という問いに…

クンクン…『うん…するっ…』

そーいった直後、俺の背後から

『大好物が唐揚げで良かったーーーー！』

と大声で叫ばれた…w

この時ばかりはヌナが女神に見えたよ…後光が…☆

A『無理言って抜け出したんだからね！もぉ…』

そー言って会社が見える場所まで俺の手を繋いで歩き出した。

グク『ヌナ、俺もう子供じゃないよ？』

A『病人の癖に…いつもと調子が違うと思ったら…手だってこんな熱いし…』

さすがヌナだわ…。

会社に着くとヌナは俺をソファに座らせ、受付嬢に解熱剤を貰い『飲んで！』と渡してくれた。

俺の前でしゃがみ込み、落ち着くまで待ってって言っといてあげると言ってくれた。

横を通り過ぎる人達から『女神の彼氏？良いなぁ』という声がチラホラ聞こえた。

彼氏じゃないけど…いいでしょ？