君は俺の....。《iKON ジュネ》 (ページ5)

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Aとは幼稚園時代からの付き合いだ。

歩いて2分ほどの近さに住んでいた。

俺が引っ越してきて...

同じ町に女子はAだけだった。

ジナンとも同じ町で、

バビとハンビンは小学生の頃からの友達、

ユニョンとドンヒョクは中学生の頃からの友達。

ユニョンとドンヒョクは優等生だけど隠れ不良。

俺とジナン、バビ、ハンビンは

小学生の頃から悪ガキだった。

年上の男子だろうが女子だろうが

普通に睨めるし、喧嘩だって売れる。

でもAだけは無理....。

理由はAの親父さんにある。

Aの親父さんは地元じゃ人気の理容師で、

顔が広い。

その上、小さな頃からお世話になってた。

そんな親父さんの娘っ子に喧嘩なんて売ったら...

あぁ、悪寒が...。

怒れば怖いのは知ってる。

知らない子でもダメなことはダメだと叱る人だから。

だからAが親父さんにチクれば...

俺の人生は終わったのも同然だと思った。

まぁ、Aに喧嘩売った所で

A『はぁ？なに？私に喧嘩売ってんの？

父さんにはチクんないから来いや？』

なんて言ってきた事があった。

ユニョンとドンヒョクは

Aの親父さんを知らないから

喧嘩を買ったAの胸ぐらを掴もうとしたけど、

俺とハンビンが必死で止めた事もあった。

高校はバカな俺でも入れる所に行った。

Aはそこそこ良い高校の英語科に行ったらしい。

で、なんだかんだあって、

俺を筆頭にジナン、バビ、ハンビンを誘って

IT会社を立ち上げた。

CEOは俺。

ジナンは営業部のトップ。

バビは企画部のトップ。

ハンビンは広報部のトップを任せて。

まあ？CEOだし？

そこそこイケメンだし？

女の子には困らない生活を送ってた。

で、届いた同窓会のハガキを見て

Aを思い出したって訳。

ジナンにはバレてるっぽいけど...

Aは俺の初恋の子。

ガッカリさせんなよ？

良い女に成長しとけよ？

なんて思いながら懲りずに誘ってきた女の子に

【いいよ、バーで飲もう。】とメッセージを返す。