君は俺の....。《iKON ジュネ》 (ページ27)

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A『あはは、、らしくないな...私...。

ジュネがテンション低かったら...

私まで低くなるみたい...意味分かんないっ、』

前髪をかき上げて天井を見上げるA。

『な、なぁ...周りの野郎どもはAの事、

モブ子モブ子って言ってたけど...

俺は...モブ子で良かったって思ってる...』

モブってなきゃ、Aは

モテまくってたはずなんだ。

そんなの、耐えれなかったはず。

A『は、ちょ、、意味分かんないんだけど...』

『そもそも俺はAの事、

モブ子だなんて一度も思った事ねーよ。』

見上げるようにAの顔を見ると

ポロっと涙が零れ落ちた。

ここで...俺の気持ちを言ってしまおうか。

『お前の魅力は...お前の素顔は...

俺だけが知ってりゃ良いんだよ。』

スッと立ち上がりAに向かって

一歩、歩み寄るとAは少し目を見開いた。

今まで遊んできた女の子は

照れた真似をしながら後ろに下がって

俺が壁ドンって流れが主流だったけど、

それでも後ろに下がらないAの度胸は

流石だと思う。

いや、こうすれば男は喜ぶだろうって事を

知らないだけなのか...。

足の爪先と爪先が当たる近さに立つと、

ようやく動いた。

俺の胸に両手を当て、

"これ以上、近寄るな"

と訴えるような目つきもして。

『だいたい、俺がガキん時から...

Aの事、どう思ってたと思う？』

片手で腰を抱き寄せて、

もう片手で俺の胸に添えられた

Aの片腕を掴んだ。

動揺しているのか、Aの瞳は揺れていた。

A『どうって...そんなの...分かんないよ...

てか今、情緒不安定すぎるから...』

『フっ....みたいだな。』

腕を掴んでた手で

次々と溢れる涙を拭ってやると

A『ジュネのくせに...キザな事しないでよ、』

そう言いながらも大人しく

俺に涙を拭かれるA。

Aのくせに...

大人しく拭われてるんじゃねーよ...。