君は俺の....。《iKON ジュネ》 (ページ15)

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A『ジュネってさ、執着心？独占欲？

スゴいよね。言われない？』

『いやぁ？初めて言われた。』

うん、初めて言われた。

だって今まで関わってきた女の子は

いつでも切れたし、

その日限りってのが殆どだし、

そこまで気にいる子も居なかったし。

Aは別だし、特別だし。

何より昔から俺の事を知ってるから。

"好き" という気持ちは隠せても、

他の感情は大概、バレるし。

頼んだ飲み物が運ばれ、乾杯する。

料理が運ばれてきて、会話しながら食べる。

Aの上品な所作に、

やっぱり他の女の子とは違うって思う。

『食べ方、綺麗だな。』って褒めれば

副社長が煩かったって。

A『でもさ、カロリー無視した料理

食べて良いの？しかもコースだよ？』

『ボディービルダーでもないし、

筋肉を維持できれば良いの。

それに昼過ぎにトレーニングしたし、

腹減ってるし？』

カットしたステーキをパクッと食べる。

『それに、、いつも外食は

あのヘルシーなバーってのも、、味気ないだろ？

俺が女なら嫌だもん、、他の店にも、、

連れて行けーって思うし。』

A『食べながら言わなくても良いしw。

なんかジュネ、変わったね。』

『それって...良い方に？』

A『うん。良い方なんだけど、

それがジュネってのが何かむず痒いw』

『ま、CEOだし？当然じゃね？』

そう言って笑うと

A『不良から良い子に育て直してくれて

ありがとうって進路の神様に言わなきゃ。』

って微笑んだ。