30.そして、、 ページ30
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ホソク side.
『あのさ...どうして先輩...元旦那と
付き合う事になったの?』
そう聞くと俺の胸をバシッと叩いて
A『アメリカに行く直前に
別れようなんて言うからじゃん!
すごく傷付いたんだから!
あの時はっ.....優しさが欲しかったから....
ホント...どうかしてた、、』
そう言っておでこに左手を当てて、
悲しげに笑った。
『ごめんな...
もし。もしアメリカ行きが決まった時に
言ってれば...何か変わってたのかな?』
って呟けば、いや、それは知らん。って
真顔で言われた。
俺は咳払いをして
『実はさ、こっちに帰ってくるのが決まった時、
Aの事を探して...
また付き合えたらなって思ってた。
不謹慎かもしれないけど、
離婚後で良かったって思った。
前より...変わっちゃった所はあるけど、
でもやっぱりAの事が好き。
今度こそは別れようなんて言わないから....
また俺と付き合ってくれる?』
言い終わる前に涙を流し始めたA。
A『ホソク....
私、やっぱりホソクの事、忘れられなかった...。
結婚して、離婚して、バツが付いちゃったのは
私の判断ミスだけど...
結婚してた時も
"ホソクが旦那さんなら良かったのに..."って
思う事が多々あって...。
なんて言ったら良いか分かんないけど、、、
私もホソクの事が好き。』
涙を拭いてまた俺の肩に手を添えて、
ゆっくり頬にポッポしてくれた。
ふふって笑った彼女に歯止めが効かなくなって
『頬っぺたじゃなくてココにしてよ。』と
俺の唇を人差し指でトントンとすると
何故かキョロキョロと辺りを見渡して
チュッとしてくれた。
いや、鍵閉めたって言ったじゃん....。
ま、可愛いからなんでも良いや。
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作者名:ナイン | 作成日時:2020年2月6日 21時