元カノはバツイチでした。＊JH＊ (ページ23)

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23.可哀想に…w ページ23

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私の目の前に...

ティンエフォエバ野郎が

仔犬のような顔をして立っていた。

この仔犬のような顔が唯一好きな所だったけど、

正直、今はもうどーでもいい。

でも奴の前に行きたくない...。

そう思っているとホソクが

手を握って私を引っ張った。

キュン。

ホソクの手を握り、後を付いて行った。

元旦那は私の顔が見えるなり、

やり直したいとか言ってきやがった。

ホソクに待っててと言い、

ホソクの手を離し元旦那の方へと歩いて行った。

すると元旦那はホッとしたような顔をして

『ありがとう...ありがとう、僕の子猫ちゃん...』って。

ぷっちーん。

少し助走を付けて

『いつ、誰が、

お前の子猫ちゃんになったんだ、よっ！！』

私の黄金の右足を

奴のムスコめがけて下から蹴り上げてやった。

『ヒィｯｯｯ！！！？』

ムスコを両手でカバーして路上にうずくまる元旦那。

遠くでテヒョンとナムジュンの

私を呼ぶ声が聞こえた。

でも、止まれない。

奴の腹下に高いヒールを履いた片足を乗せ

『チョルさん、残念だけど私。

ニャンニャンダンスもする気ないし、

ヨリ戻す気もこれっぽっちも無いから...。

もう目の前に現れんな。

……分かりましたかぁ？』

なんとも言えない顔でブンブンと

首を縦に振った元旦那。

『では、ごきげんよう。』

最後に今日イチの営業スマイルを見せてあげるよ。