12.先輩の元彼!? ページ12
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テヒョン side.
中途採用で入ってきたチョンホソク。
話してても分かる。
デキる男だって。
A先輩にも劣らない話術。
聞き上手、話し上手。
その上、イケメンて。
昼休憩から戻ると、
ちょうどA先輩とジミナが挨拶していた。
あれ?A先輩.....
なんか挙動不審じゃん。
『あー、A先輩!ちょっとお話が!!
部長、ホソクさん、ジミナ!
A先輩、お借りしまーす!』
先輩の腕を掴んで
自販機が置いてある休憩室に向かった。
『せっかくチョンA呼びに慣れていたのに...
なんでキムって言っちゃったんですか?
もしかして....新人に惚れちゃったとか?』
でも、俺の予想を超えた返事が返ってきた。
A『元カレ...
チョンホソク、元カレ。
はぁぁぁ...なんでホソクがウチに来ちゃったんだろ...』
ベンチに腰掛けて頭を抱える先輩。
隣に座って肩を抱いた。
『先輩って...元旦那は置いといて。
元カレと言い、先輩の近くにいる人って
顔面偏差値、高いですよね?
勿論、俺を含めて!』
イヒヒっと笑って見せると珍しく
『そーだね...』って肯定してくれた。
なんか...
今の先輩に畳み掛ければ
俺の事を見てくれる気がした。
.
.......気がしただけだった。
部署に戻り、どんなに紳士に振る舞っても
A『テヒョン?パソコンぐらい自分で起動出来るからw』
A『あー...テヒョンさん?
リードしてくれるのは嬉しいけど...
何もここで社交ダンスしなくても良くない?』
.......…。
..................あれ?
レディーファーストに振る舞っても
A『なに?先輩に毒味させる気w?』
A『おいキムテ。
ワシ、注射嫌いって言ったよなぁ?
ここはレディーファーストなんていらねぇんだよ‼』
豪快にタイキックを喰らった。
ありがとう、神様。
今年一番の嬉しい出来事だよ...。
JM『テヒョンア‼大丈夫⁉
...今日の下着は水色だったよ(ボソッ』
NJ『水色か...テヒョン...お前が羨ましいよ...。』
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作者名:ナイン | 作成日時:2020年2月6日 21時