元カノはバツイチでした。＊JH＊ (ページ4)

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4.我が弟の儀式。ページ4

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『ミンユンギっ！我が弟よっ！

とりあえず私をハグしてくれっ！』

両手をバッと広げる。

自分で言ったのはいいものの...

哀れみの目をしながら右肩はユンギに、

左肩はグガにポンポンされている。

しかも同じタイミングでポンポンして、

止めるタイミングまで一緒とは...

ほんと悲しくなる。

JK『はぁ...ヌナ。

アイツが持ってたカードキー、貸して？』

何故カードキー？

もしや...グガったら、私の部屋に

移り住む気なのかしら？

そんな淡い期待をしながらカードキーを渡すと

セロハンテープを貼っては剥がしてを繰り返し、

アルコールの除菌シートで

ゴシゴシ拭きまくり始めた...。

JK『あのクソ男。

俺のヌナにバツひとつ付けやがって。

お前なんてバツだらけの人生過ごしやがれ。

若くしてハゲろ。

なんなら俺が毎日むしり取ってやる。

.......はいっ♪ヌナ♪これで大丈夫♪』

え？なんの儀式？

ヌナは心配になるよ？

『と、とりあえず、ありがとお？』

JK『いーえ♪』

YG『で？離婚届はもう出したのか？』

『まだ。明日の朝イチに役所行ってくる。』

YG『そっか...あ、明日さ。

仕事終わりに買い物、付き合ってくんね？

ジニヒョンやグガよりセンスあるから、な？』

お洒落なユンギにそう言われるとは...。

だがしかし！

確認しなければいけない事があるのだ。

『お、おぅ...。行こう。

ちなみにスーツからお着替えしても...良いかしら？』

一応、聞いとかないと。

ま、答えなんて分かっているが...

YG『却下！！

ちゃんとスカートのスーツでよろしく。』

ですよね～。ユンギちゃん、

スーツフェチだもんね～。

この子達を見て学習したよ？

《イケメンにも何かしら隠して欲しい癖がある！》

我ながら良い教訓だと思う。